RSからトロイダルトランスが届いたので、電源部を作成。
前のはちょっと容量が大きすぎたので、今回は控えめなサイズ。
電源部はこのトランスと、+-15Vのディスクリ電源基板が2枚、+5Vのディスクリ電源基板、+5VのLT3080電源基板、+3.3VのLT3080電源基板とてんこ盛り。
それでもDAC8741の基板が小さいので、SDRAMメモリーDAIをDAC8741基板の上に配置して、前のDAC1242のケースになんとか収まった。
今回DAC8741には、SDRAMメモリーDAIのサンプリングレート表示出力から、OSRを自動設定するロジックを組み込んでみた。
試しにいろんなサンプリングレートの曲をかけてみたが、きちんと音が出ているので正常に動作しているようだ。
ただ、たまにサンプリングレートが違う曲の頭の前で、OSRの切り替え間違いのノイズが出る事がある。
曲の頭が途切れる訳ではないので、DAIのサンプリングレート判別→出力の切替が遅れる場合があるのかな?
まあ頻度は高くないし、混在させて聴く事は少ないのでよしとしよう。
ということで、他の作業をしつつ数時間エージング。
WM8741×4は結構電力を喰うようで、低電圧側のトランスが少し温まったが、触れられる程度なので許容範囲でしょう。
電源基板の放熱板の温度も触れられるので想定内。
さて移動可能になったので、マニア氏のところに持ち込んで試聴。
今回は、氏所有のDENON DCD-SA500をトランスポートにしてCDを聴いてみた。
正直これぐらいのレベルのDACになってしまうと、根本的な間違いがなければ好みの問題になってしまうが、あえて比較をしてみる(笑)
まず、AK4390の圧倒的解像感に対して、WM8741は解像感は控えめだが、重心の下がった落ち着いた一本芯が通った音で、AK4390がソースの善し悪しをよりはっきりさせるのに対し、WM8741はうまく覆い隠してくれる。
AK4390の解析的に対してWM8741はより音楽的で、高級オーディオ機器のチューニングに通じる部分があり、一般的にはWM8741の音の方が好まれるのではないかと思う。
実際マニア氏はDAC8741-2がかなり気に入ったようで、試聴後基板を売っているサイトを教えてくれと言われた(笑)
面白かったのは、フィルタの特性が3種切り替えられるのだが、リンギングが増えるほどエコー成分が増え、音像が横に広くなっていく事。
特に定位が抜群のスワンでは、ボーカルや楽器がセンターに振ってある場合Lでは音の出てくる位置がど真ん中、Zではそれがスピーカの間隔の三分の一の幅に広がり、Hではスピーカの間隔の三分の二程度まで広がる。
音像が広がると音の出所が曖昧になり、楽器の位置関係が微妙になるが、そのぶん音に包まれるような感じに聞こえ、聴きやすくなる。
ちなみにDCD-SA500だとそれがスピーカの外にまで広がる。(これはDENONに共通するチューニングですな。)
まあこの辺は完全に好みですが、切替ができるのでソースや部屋、スピーカによって丁度良いところを選べば良いかと。
そんなこんなで、試聴の結果は非常に好ましいものであった。
さて、ケーシングを完了させるとするか。
秀様
いつもブログで貴重な情報を提供して下さり。
大変ありがとうございます。
ぶしつけなお願いで大変恐縮なのですが
OSRを自動設定するロジックに使用された部品と
回路を教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いします。
>robiさん
とりあえずロジックと実体配線図をアップしておきました。
念のため各ICのデータシートも確認してください。
では:wink:
こんにちは、
最近WM8742利用のキットを購入して完成後、試聴すると。
なんか低音ばっかり出ている感じで、何か設定など間違えたかな?と思っていました。
ブログ内容を読み納得しました。
>雨が続くさん
書き込みありがとうございます。
アナログ部にもよりますが、AK439x系と比べるとWM874x系は高域よりは、中低域が特徴的ですね。
暖か味のある柔らかな音で、ジャンルにもよりますが、個人的にはこっちが好みです:wink:
現在、ジッタクリーナをどこに押し込もうか思案中です(笑)
お返事ありがとうございます。
AK439xは手持になくPCM1792Aとは、違うように思いました。
かなり違うようだと悩みますよね。
私の方は工作がメインで、ここ2年?メインでおいてある機械に電源が入っていないような=:[。
DVD借りてきてパソコンで見るのみです。
ジッタークリーナーってどうなるの状態です。
またよらせていただきます。