最近巷でUSBオーディオでの「アシンクロナス」が人気なので、その辺のまとめ。(違ってたら誰かフォローお願い、笑)
ちなみに、比較的前からアイソクロナス・アシンクロナス転送を使用していたのは、知っている範囲ではこのあたり。
RATOC RAL-2496UT1
PhaseTech DIGITAL HD-7A
一般的なUSBオーディオ機器は、アイソクロナス転送を使うが、HiFaceや一部の機器はバルク転送を利用。(ある意味HiFaceは、USBオーディオ機器ではないとも言える。)
各転送方式の違いは、ざっくり書くとこんな感じ。
バルク転送
・転送データの保証あり(エラー訂正・再送あり)
・転送帯域の保証なし(一定時間内にデータが届く保証なし)
ただしバルク転送でも、CPU性能が十分で帯域を食うデバイスがUSBに繋がっていなければ、音切れ無く24Bit192kHz2chの転送も可能である…はず。(という前提でHiFaceは作られている。)
アイソクロナス転送
・転送データの保証なし(エラー訂正・再送なし)
・転送帯域の保証あり(一定時間内にデータが届く保証あり)
ただしアイソクロナス転送でも、転送データが化けるようなことは(ひどい環境や機器でなければ)本来無いので、ビットパーフェクトは可能。(転送方式の差≠音質)
最近流行の「アシンクロナス」はアイソクロナス転送のモードの一つ。
USBオーディオでの転送モードのざっくりとした違いは以下の通り。
シンクロナス
・音声データの生成クロックはPCのクロックに同期、フロー制御なし
アダプティブ
・音声データの生成クロックはPCのクロックとは非同期、フロー制御なし
現在主流の方式。
フロー制御が無いので、音途切れ等を避けるためには工夫が必要
アシンクロナス
・音声データの生成クロックはPCのクロックとは非同期、フロー制御あり
最近流行になりつつある方式
規格は決まっていたが、実装していた機器は少ない。
時間軸のズレを無視すれば、転送されるデータについてはどの方式を使用しようとビットパーフェクトは可能です。
まずはここまで。