DAC8741-2+ジッタクリーナの試聴

丁度、真空管マニア氏宅に寄る機会があったので、DAC8741-2(ジッタクリーナ版)を持ち込んで試聴してみた。
マニア氏の環境は真空管アンプが主体であるが、主要部品を大幅に刷新して高解像度なシステムに仕上がっており、最近のハイビットレートの音源でも十分な評価可能になっている。
DAC8741-2+ジッタクリーナ


まずは、トランスポートに、DENONのCDプレーヤーを使い試聴した。
全域に渡り高解像度、高域は少し控え目であるが、非常に滑らかで耳に刺さらないという音は健在。
DAC8741-2単体に比べ、音の滲みが少なく、音の出どころがはっきりとしている。
アカペラのボーカル物は、中央のスピーカの位置よりちょい上に音像が定位し、非常に生々しい。
氏がシステムの評価によく使う、録音時の暗騒音がわずかに記録されているというCDを聴いてみたが、暗騒音すらはっきりと生々しく聴こえる(笑)
デジタルフィルターのHigh、Mid、Lowの違いは、前回と同じように音場の広さの違いとして現れる。
High→Mid→Lowの順に音場が凝縮していく感じ。
大編成のオーケストラの場合は、Highで音に包まれる感じで、小編成やボーカル物はLowで生々しさを感じるという使い方がベターかな?(バランスの良いMidで、全部通すというのもあり。)
途中トランスポートをPCに切り替え、CDをリッピングした物を聴いてみたが、正直二人ともトランスポートの違いを判別できなかった。
メモリバッファ(SDRAM DAI)の面目躍如といったところだろう。
トランスポートの違いを吸収するメモリバッファは、もっと評価されて良いと思うのだが…。(正直、デジタルケーブルやDDCの違いで音が変わるとか、そんな事考えないで良いように、DACは全てメモリバッファを搭載して、独立クロックで駆動して欲しいぐらい、笑)
といっても、最近はS/PDIFに変換せずI2Sで直接DACに入れるのが流行だから、はさみようが無いだろうが。
ならば、I2S入力でI2S出力のメモリバッファがあれば、間に挟めて面白いかも?:lol:
話が逸れたが、CDをとっかえひっかえし、LPをハイビットレートで録音した物を聴き、などといろいろやっていたところ、あっという間に数時間経過。
最終的なマニア氏の評価としては「俺も欲しい!!」であった。
やるな、DAC8741-2(ジッタクリーナ版)!!。:wink:

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