PCをトランスポートにその12(代替のDDC)

結局M2TECHのHiFaceは、手持ちのメモリバッファ付きのDACと相性が悪く解決のめども立たないということでお蔵入り、代替としてPCM2704使用のDACをDDCとして利用していた。
安いチップではあるが、ビットパーフェクトが可能であることは以前確認済みであるし、ジッタは、DAC側のバッファにて吸収するので理論上は問題無いはず。(気分的な問題ではあるが、笑)
ただこのチップは48kHzまでのデータしか出力できないので、もう少し高性能なものが欲しいところ。


そこで他に手軽?なDDCが無いか探してみたが、
LINDEMANN USB-DDC 24/96は、88.2kHzは96kHzに変換されるということでパス。
AudinstのHUD-mx1も無変換で88.2kHzが出力できないので同じくパス。
今更HiFaceEvoというのも悔しいので、パス(笑)
結局残ったのは、RATOCのRAL-2496UT1
RAL-2496UT1は、DACまで内蔵しているので私の使い方では少々もったいないが、RATOCのオーディオBlogを見る限り、品物については堅いところ。
さてこれで行こうかな?と思った矢先、ElectrArtさんから気になる物が…。
以前より、PCM及びDSDでの録音再生機能のあるUSB AUDIO基板が頒布されていたのだが、専用アプリでしか利用できず汎用性を欠くため購入は見送っていた。
が、今回PCM4204の入手難により仕様が変更になり、副次的に標準の「USB AUDIO Class 1.0」対応のモードが追加された。
要するにそのモードでの再生に限っては一般的な再生ソフトが使えるうえ、オーディオデータの生成クロックはUSB基板側専用クロックを使うというRAL-2496UT1と同じ(48k系か44.1kHz系かで使用する発信器を切り替えているのである意味RAL-2496UT1を超えた)機能が達成された訳で、これは買うしかないということに(笑)
ということで、入手したUSB AUDIO基板。
USBオーディオ基板
この基板単体では「USB AUDIOモード」でS/PDIFからPCMの24Bit/96kHzまでの出力が可能(もちろん88.2kHzも無変換)。
「Bulk転送モード」だと、2.8MHzと5.6MHzのDSD出力(S/PDIFへは、88.2kHzのPCMに変換されて出力される)とPCMの24Bit/192kHzまでの出力が可能。
I/Fを外付けする事で、DSDやPCMでの録音も可能になるが、DDCとして使うだけならこの基板にセルフパワーの電源を足すだけで十分でしょう。
あとは「USB AUDIOモード」と「Bulk転送モード」は排他なので、両方使おうとする場合複数枚欲しくなるのが難点か(笑)
さて、音はどんな塩梅かな?

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