HD-DVDレコーダ発表

東芝いわくHD-DVDの付いたHDDレコーダだそうな。
http://www3.toshiba.co.jp/hdd-dvd/products/hddvd/rd-a1/index.html
まあ本来あるべき、ハイビジョン品質でのH.264やVC-1のエンコード機能が無いので、HD-DVDレコーダと言うにはおこがましいからと思いたいところであるが(笑)
その機能が無いということは、デジタル放送の録画はストリーミングの記録(放送で流れてくるデータをそのまま記録する方法)か、SD品質のMPEG2での録画になる。
ハイビジョン品質でHD-DVDに録画するには、ストリーミングでの記録のみとなり、保存できる時間はディスクの容量に制限される。その時間は、片面1層のディスク(15GB)で、地上波デジタルで115分、BSデジタルに到っては81分しか記録できない。
再エンコードできないから、ちょっと画質を落としてもいいから、1枚に二時間番組を収めたいと思ってもできないのである。
ちなみにHD-DVDのライバル?のBD(ブルーレイ)についても、初期の製品については同じような状況であるが、ディスクの容量が片面1層で25GBあるので、二時間番組もオッケー。
じゃ、HD-DVDの片面2層ディスク(30GB)を使えばいいやとなるかもしれないが、ディスクの値段は倍になる。
ブルーレイのディスクがHD-DVDのディスクより割高だとは言っても、さすがに倍の値段はしないので、今のところランニングコストはHD-DVDの方が割高になる計算だ。
この録画時間というのは結構くせもので、VHS対βのビデオデッキの対決は、これで決まったようなものである…と私は思っている。
HD-DVDは、H.264やVC-1のエンコード機能の搭載が急務だと思うが、実際に製品に搭載されるのはいつになることやら?

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