スパイラルスピーカその21(DCU-C171PP版)

PARCのDCU-C171PP版角型スパイラルスピーカであるが、広い部屋だと低域が少し物足りなく感じる。(スワンmk2+MG100HR-Sが出過ぎだという話もあるが、笑)
測定結果もそれを裏打ちしており、低域から高域にかけて若干の右肩上がりで、低域が少々物足りない感じである。
角形スパイラルスピーカDCU-C171PP版


DCU-C171PPの標準箱は最低域はスパイラルほどではないものの、低域の量感はスパイラルよりあった感じがする。
これは箱の容量が足りないのかな?
このスピーカは元々FE138ES-R用に作ったもので、13cm用としては容量は大きいが17cm用としては丁度ぐらいのサイズ。
ただ内部のフィンが結構な容量を取っているので、DCU-C171PPの標準箱から比べると2リットルぐらい足りない。
さて、どうやって容量を増やそうかと思案した結果思いついたのは、フロントバッフルをフィンに影響しない範囲でくり抜いて、その上に新しいフロントバッフルを取り付ける方法。
そうすると、スピーカユニットが板の厚さ分前に出る事になるので、およそ21mm厚のバッフルで、0.6リットル容量が増える事になる。
せっかくなので、新しいバッフル板はネジ留めにして、他のサイズのユニットも使えるようにしよう。
ということで、MAKIZOUさんに発注したのはコレ。
困ったときのMAKIZOUさん頼み
17cm用と10cm用のフロントバッフル。
これを取り付けるために、まずは現在のバッフルをくり抜く。
自在鋸でと思ったが結構重労働なので早々に諦めて、丸鋸でざっくり切り込みを入れてから通常の鋸で仕上げた。
くり抜くと言うよりぶった切った感じ
新バッフルを取り付けた場合はこんな感じ。
AG220Zmk2
簡単に試聴してみたところ…あまり変わらないかな?
自分の耳だけだと心配なので、お約束?の測定。
最低域は結構頑張っている
測定結果は…やはりあまり変わらず。(黒が加工前、赤が加工後の測定値、波形が見やすいように赤のレベルを若干落としてある。)
測定値比較
う〜ん、0.6リットル程度じゃあまり変わらないか?
やっぱりDCU-C171PPは、標準箱を作るかなぁ?
この箱は、余ってる?(笑)10cmのユニットを入れて試してみるとしよう。

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