出先のパソコンからテレビを見る

数年前からある場所でテレビを見たいな〜と思っていた。
普通に考えれば、携帯型TVでと思うが、残念ながら電波が届かない場所なので無理。
だったら家とそこのPCをVPNで繋いで、家のキャプチャカードからTV映像を転送してやればいいじゃないかと思い立ち、いろいろと調べ始めた。
その当時、ELSAのEX-VISION 500TVというのが売られていて、
http://www.elsa-jp.co.jp/product/05tv/ex500tv/
これを買えば話は解決だったのだが、既にカノープスのMTV-1000を所有していたため、わざわざ買うのももったいないと思い後ろ髪引かれつつも買わないでいた。
先のカードに添付されているドコデモTVというソフト
http://dokodemotv.com/what-dokotv.html
を調べたものの、ハードウェアエンコードタイプのカード対応はほとんど無理で頓挫してしまった。
そうこうしているうちにカノープスから発売されたのがHomeEdgeというソフト。
http://www.canopus.co.jp/catalog/homeedge/homeedge_index.htm
ちと高いけどMTVが使えるし、チャンネル変更もできて万々歳…となるはずだったのだが、試用版を使って試したところ、VPNクライアントPCのHomeEdgePlayerからHomeEdgeServerを認識しない。
ルータの設定を変えたりいろいろやってみたが、どうしてもダメ。
カノープスに確認してみてないが、もしかしたら著作権対策等で同一ネットワークでしか(ルータ越えできないように)作ってあったのかもしれない。
結局その案も頓挫して、次はタイムシフト用に保存されるmpegファイルをリアルタイムでWMVで圧縮し、ストリーミングで転送するという方法にチャレンジしたが、これはパソコンの負荷が高くなりすぎてしまい、録画が失敗するという本末転倒の結果になってお蔵入り(今のパソコンの性能なら問題ないかもしれないかも)
結局行き詰まり、だらだらと時が流れてしまい、今ならこんなん
http://www.canopus.co.jp/catalog/dnt/dnt888l_index.htm
http://www.ecat.sony.co.jp/visual/airboard/products/index.cfm?PD=22573&KM=LF-PK1
であっさりできなくも無いのだが、ただそれだけのために新しく購入するのももったいないし、できれば既にある資源を有効活用したい。←意地っ張り
アイオーデータのGV-MVP/GXWの導入で、お役御免になったMTV2000Plusと、カノープスがFeather2005
http://www.canopus.co.jp/catalog/feather2005/feather2005_v2_index.htm
に注力し始めたために、捨て値で売られていたHomeEdgeを購入し、再度チャレンジ!!
ただ、今回は強い味方がいる、softEtherだ。
http://www.softether.com/jp/vpn2/
これは簡単に言うと、仮想のハブをパソコン上に作成し、複数のパソコンが仮想のLANカードを使い、その仮想のハブに(いろいろな手段で)接続し、接続したパソコン同士をネットワークで接続するというVPNソフトだ。
このソフトの利点は、仮想のハブに接続したパソコン同士は、あたかも物理的なLANカードとハブを使ってネットワーク接続したのと同じように振舞う、ということはHomeEdgeServerのPCとHomeEdgePlayerのPCを仮想ハブで繋げば、きちんと認識するはず。
早速導入っ!!………でいきなり結論であるが、HomeEdgePlayerはHomeEdgeServerをあっさり認識し、無事TVを見ることができるようになった。世の中の進歩ってすごいっ!!(笑)
ただ、自宅とをIPSecでVPNトンネル掘って、さらにsoftEtherで仮想ハブに接続するってかなりトリッキーな気もするが、とりあえず動いたからよしとしよう(単に自分がマゾなだけかも、笑)
HomeEdgeならMTV1000でも使えるし、まだ捨て値で売っているので、該当者はお試しあれ。