せっかくFE-5680Aを購入したのに、クロックの外部入力に対応した機器が無いので、宝の持ち腐れ状態。
せっかくのルビジウム、活用しなければもったいないということで、用途を検討してみた。
結果、手持ちのDACが、ElectrArtさんとこのメモリバッファ等からマスタークロックを取り込んでいるので、その発振器として使うのが一番音質的に良さそう。
ただ、メモリバッファ等の発振器は、22.5792MHz、24.576MHzを使用しており、FE-5680A内蔵DDSでは役不足。
では外付けDDSをということで、こちらで頒布している「ルビジウムFE5680A用 DACマスタークロック生成基板」を手に入れた。
これは、FE-5680Aから取り出した100MHzを、ADAD9859で4逓倍したうえで目的の周波数を出力してくれるありがたい基板。
しかしこの基板、全部表面実装部品のうえ、チップ部品の真ん中にGNDがあるコンデンサなんかがあるため、私レベルだとかなり大変。
四苦八苦しながらなんとか組み上げた。
次は動作確認…といっても、ルビジウム接続前なので、基板搭載のレギュレータの出力電圧が正しいか確認。
ちなみにこの基板、基板上にレギュレータが5つ載っており、
+3.3V
+1.8V
+1.8V
+3.3V
-3.3V
を作り出している。
ドロップ電圧の非常に少ないLDOなので、整流後の7Vを入れる旨マニュアルには書いてあるが、安定化後の+5Vと+-5Vを入れても問題無いようだ。
レギュレータの出力電圧は正しかったので、次は実際にルビジウムを接続してのテスト。
しかし、周波数カウンターが無いので、正しい周波数が出力されているか確認する手段が無い(爆)
そのため、とりあえずオシロを繋いで波形が出ているか確認したのだが、DSO-2090-USBだとサンプリングが100MS/sなので、これぐらいが限度。
一応規定の電圧が出ていることと、FFTをかけると22.5MHzと24.5MHzに集約されるので、正常に動いているのであろう(ぉぃぉぃ)
次はメモリバッファに組み込み…かな?
syuuさん、その節はお世話になりました。
DDS基板、良さそうですね。
ええと初期型の100MHz-outの件なのですが、ググっても後期型の50MHzや方形波の箇所しかわかりませんでした。
見たところ三段基板のブロックから引き出し線が出ているようですが、具体的な出力箇所を教えて頂けないでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
delさん
お久しぶりです。
100MHzの取り出し場所なのですが、申し訳ないのですが非公開なのだそうで、お教えできないんです。
ごめんなさい。
FE-5680Aから取り出した100MHzを、ADAD9859で4逓倍・・・
何かの間違えでは?
又、DSO-2090は、最大40Mhzですが、実際に使えるのは、4Mhz
(高周波オシロは、標本の10倍の帯域が必要)
>きじねこさん
元々ルビジウムの共振周波数は約6.8GHzで、FE-5680Aを含め巷のルビジウム発振器は、それを分周して最終的に10MHz前後に落として出力しています。
この基板は、FE-5680A上の基板から分周途中の約100MHzのクロックを抜き出して、AD9859のREFCLOCKの入力として使っています。
またAD9859は、REFCLOCKの入力後に4〜20倍のMULTIPLIER(逓倍器)を備えており、この基板は倍率を4倍にセットし、約400MHzのクロックをDDSの入力として目的の周波数を出力してます。
特におかしなところは無いと思いますが、不明点があれば基板を頒布している以下で聞いてください。
http://www.antique-audio.co…
オシロの件、このDDSの出力は正弦波なので、24.5792MHzなら、帯域が80MHzでサンプリングレートが200MS/sもあれば、ほぼ正確に測定可能ですよ。(詳しくはデジタルオシロのサンプリングレートと周波数帯域を検索して調べてください。)
なので、DSO-5200ぐらいなら余裕でイケますね(笑)
DSO-2090でもサンプリングレートが200MS/sあれば、もうちょっとましな波形が見られますので(振幅が正しい値の4割程度になりますが、笑)ここではサンプリングレートが足りない旨を書きました。
まあ、そもそもの目的が動作しているか否かの確認ですし、お笑い要素を含めてのDSO-2090での測定ですので、そのへんご容赦願います(笑)
ではでは:wink: