導入計画:ASRC&DAC検討その8

さて、前回デジタル電源基板(仮)が出来上がったので、今回はアンプ部のアナログ回路用+−15Vの電源基板とDACのアナログ回路用の+5Vの電源基板を作成する。
これらはお気楽オーディオキット資料館で領布されているもの。
DAC基板申し込み時はまだ再リリースされておらず、後ほど再リリースされたタイミングで入手。
これらの電源基板は、三端子レギュレータを使用していないのがポイント。(三端子レギュレータのノイズは意外に大きいので、オーディオのアナログ回路用電源では敬遠されているのだ。)
これらの電源基板の作成が遅れたのは、2SK117のペアリングのための測定がなかなか実行できず、電源基板に使う2SK117(ペアリング後の余り)を用意できなかったからだ。
若松等でペアリング済みの部品を買うのも手だが、結構高いしね。
2SK117は電源基板に使う分も含めて30個購入したので、その中からペアになる物を選別する。
ちなみにペアリングの測定(Idsの測定)には、電源と直流電流の測れるテスタがあれば良い。
今は1000円も出せば、秋月で直流電流の測れるデジタルテスタが買えるので、測定にあたって特に困る事は無いでしょう。(最近は主要部分はLSIなので、格安品でも並の精度はあるし。)
ただ、チマチマテスタを当てるのも面倒だったので、その辺の部品で測定台を作ってみた。(そんな暇はあるんか?、爆)
ペアリング測定用台
余ってたICソケットなので、無駄にピンが余っているのはご愛嬌(笑)
全部のIdsを測ってみたところ、意外に揃っていたのでビックリ、その中からディスクリオペアンプ基板用に何組かペアとして抜き出して、残りを電源基板にハンダ付けしてできあがり。
こっちがDACアンプ部用の+−15Vの電源基板。
+−15V用電源基板
こっちがDACチップアナログ回路部用の+5Vの電源基板。
+5V用電源基板
FN1242A(DACチップ)は、デジタル用の+3.3V電源とアナログ用の+5V電源の二つが必要。
元々の基板の回路では、アナログ用の+5V電源から基板上でデジタル用の+3.3V電源を三端子レギュレータを使用して作成している。
今回は、そのアナログ用+5Vとデジタル用+3.3Vを分離する事と、アナログ用+5Vを三端子レギュレータを使わない回路で供給して高音質化を狙う…って出来上がった物を聴き比べたわけじゃないので、実際にどう違ってくるかは判らんけどね(ぉぃぉぃ)
まあ後でどうこうするよりは、最初からやれることをやっておきたいというのもあるので。(そんなんで、平滑コンデンサにMUSEを奢ってある、笑)
結局、DAI or SDRAMメモリーDAI用+5V、ASRC用+5V、DACデジタル用+3.3V、DACアナログ回路用+5V、DACアンプ部用+−15Vと5つの独立電源かぁ…いつになく豪華だな(笑)
電源トリオ揃い踏み
+5Vが一つ余るけど、これは他の回路や、インジケータ用のLEDの電源に利用する予定。
さてさて、もう少しすれば音出しできるかな?

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