DACの部分は完成したので、今度はSDRAMメモリーDAIを接続する。
まずは単独で電源のみ繋いでテスト。
P5の電源コネクタは、付属のケーブルだと+−が紛らわしいので自作。
ちなみにこの基板に使われてるコネクタは、日圧のPHというタイプである。
添付のケーブルを使わない場合は、自前で圧着する必要があるが、細かくて面倒なので私はハンダ付けしてしまった(笑)
光端子用の電源から3.3Vが出ているのを確認し一旦電源OFF。
このElectrArtさんとこの基板は、大半の部品は既に搭載されているが、実際に使うには一部手を入れる必要がある。
まずS/PDIFの入力部だが、回路図上入力1,2が光入力端子、3,4がRCA(コアキシャル)となっているが、RCA接続に必要な抵抗が載っていないので、R11とR12の位置に75Ωの抵抗(カーボンで十分)を載せる必要がある。(全部光入力端子の場合は不要)
また、入力1はP1コネクタに出ていないので、基板上の光入力端子搭載部のパターンから取る必要がある。
光入力端子の電源は、P1コネクタの1番ピンに出ているが3.3Vであるので、TORX142等電源電圧が3.3V以外の光入力端子を使う場合は、別途電源を取る必要がある。(光入力端子の場合は、他にインダクタとパスコンの接続も必要。)
とりあえずのテストなので、基板上のパターンから電源と入力1を引き出しTORX142接続する。
S/PDIF入力セレクトはP5コネクタで行うが、オープンにしておけば入力1なのでそのまま何も繋がない。
入力サンプリングレートの切替も、P3コネクタをオープンしておけば自動選択であるのでそのまま。
メインであるバッファの深度切替はテストするので、ロータリースイッチを繋ぐ。
ロータリースイッチは、どことどこがショートするか事前にテスタでチェックしてマジックで記入。
DAIからの出力は、P4コネクタから付属のケーブルでDAC1242-2に仮配線。
P9コネクタからも出力が出ているので、PCM1794のDACも一緒に組み込んで、聴き比べできるようにするのも面白いかも?
一通り配線が終わったので、間違いが無いか確認してメモリ深度をTHRUモードにしてから電源ON。
CDを再生すると間を置かずに曲が始まった、よっしゃよっしゃ(笑)
正常に動作するのが確認できたので、一旦電源を落としメモリ深度をDEEPに変更して再度電源ON。
今度はメモリにバッファされるので、CDを再生してもすぐには音が出ず、5秒ほどして再生が始まる。
CDを停めても、バッファされた5秒分再生されて音が止まる。
通常のDAIと聴き比べたわけでは無いので、音がどうなったかは判らないが(ぉぃぉぃ)SDRAM-DAIが正常に動作しているのは確認できた。
さて、そろそろケーシングを考えるかな?