組み上げたDCK-171-Aは、現在リビングのAVアンプにつないでエージング中。(うちでスピーカの利用頻度が一番高いところ。)
エージングがどれぐらい必要かの判断は難しいところであるが、ユニットは箱を乗り換えて結構使いこんでるし、箱も構造が簡単なバスレフなので、そろそろ大丈夫だろうということで、ちょっと手を入れる事にした。
弄るのはバスレフポート。
当初の長さはデフォルトの60mmで、DCU-C171PPとの組み合わせだと、低域の上の方、低音として一番判り易い100Hz前後の部分のボリュームがあり、ニアフィールドで小音量で聴くとかなり心地良い。
ただメインで使用する場合は、その帯域は抑えてもっと下に伸ばしたい。
そのため、付属している20mmの管を足して80mmにして試聴してみた。(ちなみに、この箱とDCU-C171PPの組み合わせの推奨値。)
足した直後は、先ほどの100Hz前後の帯域が減って少し物足りなさを感じるが、慣れてくると振動として感じる低音がズンと床に響き、先ほどより最低域が伸びている事が判る。
AVソフト(アダルトビデオじゃないよ、笑)をかけた場合、スーパーウーハーが稼働していると勘違いするぐらいであるので、結構下の方まで頑張っているようだ。
使用環境や好みによるので一概に言えないが、それなりの音量でメインとして使用するには、こっちの方が好ましいだろう。
ちょっとの試聴のつもりだったが、爽やかな高音、下までたっぷりと豊かで、適度に締まった低音、スッと決まる定位、癖が無いのでモニター調と評されることも多いが、音源のアラを目立たせない中域、思わずひとしきり聞きこんでしまった。
こんなスピーカが製造中止だなんて、もったいない限りである。
さて、どこかで一度測定してみるとするか。