UT-VPNとは、筑波大学VPNオープンソースプロジェクトにて公開されている、PacketiX VPNのオープンソース版とも言えるもの。(著作権の関係で機能ダウンはしているが。)
ただ単なるリモートアクセスなら、YAMAHA等のPPTPサーバ機能を持つブロードバンドルータにクライアントから接続するという手で十分。(PPTPだと速度が稼げないけど。)
何がメリットかというと、UT-VPNは拠点間をブリッジ接続する事が可能である事。
何ヵ所かのネットワークを、インターネットを介して同一のネットワークに存在するように見せかけて接続できる。
そうすれば、セキュリティ上(というより著作権保護上)同一ネットワークでないと動作しないようにできているネットワーク機器(例えばDTCP-IP対応のDLNAサーバやレコーダ等)を拠点間で利用できるようになる。
これにどういったメリットがあるのかというと、例えばある場所のREGZAからインターネットを跨いで別拠点のLAN DISK AVやBDレコーダに録画された、著作権保護のかかった地デジやBSデジタルの番組を再生したりとかが可能になる。(ホントはそんなセキュリティなんかかかってない方が良いのだが、今のご時世じゃ難しそうだしね。)
実家が地方で自宅が都内なら、実家で都内の放送を見たり、自宅で地方の放送を見たりという事も可能だし、クライアントソフトをPCに入れれば、海外等の出張先から見る事も可能。(回線速度の関係でTSそのままでは難しいかもしれないが、最近のレコーダはAVCRECで録画できるのでなんとかなるでしょう。)
十分な転送速度が稼げれば、ダビング等も可能。(まあ実家から吸い上げる事は無いだろうけど。)
あとは、IPアドレスを見て地域を振り分けているサービス(例えばRADIKO等)も別の地域からの利用が可能になる。
まあOpen-VPNでも同様の事は可能だが、設定が結構面倒なのと意外と安定性が悪いので、PacketiX VPN(有償)の導入も検討してたところでUT-VPNの発表は渡りに船。(処理速度を除けば、以前のソフトイーサのフリー版は扱いやすくて良かった。)
で、実現するには何が必要かというと、拠点ごとに十分高速なインターネットへの接続回線とUT-VPNブリッジ用のPC1台(笑)
常時ネットに繋がっている必要があるので、電源入れっぱなしの必要性あり…あれ?
そうです、実家へのEPSON Endeavor NP11(SSD版)の導入は実はこのためだったのです(爆)
前置きが長くなったので続く。
はじめまして。
おなじことを 考えました。
しかもEPSON Endeavor NP11。
実際どうですか?速度的に耐えられますか?
すみません、しばらく留守にしていたもので:ase:
マンションの光ファイバー化計画が頓挫しているので、上りが遅くてm2tsのフルレートは無理ですが、とりあえず8MbpsぐらいのAVCRECならなんとかなっています。
思っていたよりは軽く、NP11でも専用ルータとして使えば十分いけそうです。
早いとこ光ファイバー化を進めないと:wink: