昔、YAMAHAのMU100という外付けMIDI音源に「フォルマントシンギング音源」採用のリアルタイムで歌わせる事が出来る拡張ボードが発売され、「これでDTMでリアルタイムで歌わせる事が出来るようになったかぁ〜!!」と感動していた頃が懐かしい(^_^;)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970508/yamaha.htm
これがVOCALOIDの基礎になったのかは不明だが、YAMAHAもまさか十数年後にこんな状態になるとは夢にも思って無かっただろう(笑)
内容は、普通のライブDVDとなんら変わりないが、ボーカルが透明スクリーンに投影されたバーチャルアイドル?とは前代未聞であろう。
120インチスクリーンだと、投影されている初音ミクの解像度の粗さ等が目立ってしまうが、40インチクラスのTVだとあまり違和感無しに見る事ができる。
しかし、昔パソコン上でDTMやら3DCGやらをかじっていた人間としては、歌って踊る初音ミクを見ると、思わず目頭が熱くなってしまう(年をとったせいもあるのかも?)
VOCALOIDの歌については、たどたどしさはあるものの、うまく作られた曲は、近年の加工バリバリのJPOPより聴けるものであると思う。(初音ミクをアイドルとして考えた場合、そのたどたどしさも魅力の内なのだろうが、笑)
実際、メロディや歌詞の良さも相まって、聴きいってしまう曲も多い。
魅力的なメロディや歌詞、そして魅力的なアーティスト、現在の日本の音楽業界が欠いているものをこのバーチャルアイドルが持っている…などと書くとちと大げさかもしれないが、音楽を単なる商品と考えている人達には、この現象を見て自戒して欲しいと切に願う。
生音至上主義の方々も毛嫌いせずに、ベスト盤でもレンタルして一度聴いてみる事をお勧めする。
さて、メガゾーン23の世界まであとちょっと…かな?(謎)