DAC9018Sを作成するその3

そういえば、DAC9018Sを稼働させるのに、3.3Vの電源が足りない。
部品箱を漁ると、fujiwaraさんとこのディスクリ電源基板(旧型)が2枚出てきたので、それを作成することにした。
ディスクリ電源基板旧型


旧型はヒートシンクの大きさが小さめなので、9V出力のトランスから3.3Vを作る場合放熱が不安。
7V出力のトランスに替えれば良いんだけど、あるものは使わないともったいないので、千石で適当なヒートシンクを買ってきた。
千石で買ってきたヒートシンク
ネジ穴は合わないのでドリルで穴をあけ、タップの代わりにステンレスのネジを強引にねじ込んでネジ切り。
ちょっとはみ出すぐらいで搭載完了。(抵抗は邪魔なので、裏側に配置。)
ちょっとはみ出してるけど(笑)
肝心のDAC9018Sの方はというと、電源ラインのコンデンサの搭載と発振器用のソケット、PICのソケットを搭載したところまで。
入力をどうするか思案中
今回アナログ電源ラインのコンデンサには、PanaのECHUを抱かせてみた。
発振器用のソケット横の穴は、基板を二枚重ねにした場合に、最短でクロックを配線するため(笑)
で、現在入力をどうするか思案中。
何故かというと、ES9018はマルチチャンネルも意識した作りのDACのため、1チップでDACが8個も載っている。
当然?入力も複数あるわけで、ステレオもしくはモノで使用する場合は、入力を各チャンネルに分配してやる必要がある。
単純に8チャンネルに分配するだけで良いのなら楽なのだが、DSDとPCMで入力の仕方が違うので少々やっかいだ。(DSDは8ch分の入力を全部使用するが、PCMは4ch分のみ使用。)
一番面倒なのは、PCMのLRクロックとDSDデータの入力ピンが同じなため、DSDかPCMかでLRクロックとDSDデータを切り替えてやる必要がある事。
DAC9018Sは、DSDとPCMの入力端子を分け、ロジックで全チャンネルの入力を切り替えて対応している。
PCMとDSDの入力端子が同じBuffaloIIは、どうやって切り替えてるんだろう?
DSDデータかどうかを判断するロジックが載っていて、LRクロックとDSDデータのみ切り替えているのかな?
まあ、あまり悩んでいても仕方ないから、まずはPCM専用に組んでみるとするか。:wink:

DAC9018Sを作成するその3」への6件のフィードバック

  1. Buffalo IIの接続は以下のとおりです。
    http://hifiduino.wordpress…. 
    のInput Pin Mappingの項が参考になります。
    藤原さんのES9018 DACの呼び方はわからないのですが、
    一般的に以下のようにします。
    1.DSD用にDATA1-DATA5、DATA2-DATA6をハード的に結線する
    2. さらにDATA4をDATA2-DATA6に加えてDATA2-DATA4-DATA6とする。
    3. レジスタ設定でDAC3, DAC7, DAC4, DAC8の入力のリマッピングをする。 このDAC内部の設定で、DAC1-DAC3, DAC5-DAC7, DAC2-DAC4, DAC6-DAC8がパラになる

  2. >Bunpeiさん
    資料のリンクありがとうございました、非常に参考になります。
    しかしレジスタで入力のマッピングを変更してるんですか。
    確かにロジックを組むより前段の回路がシンプルになりますが、マッピングの変更方法って、データシートとかに載ってるんでしたっけ?
    例えば、DATA2の入力を全部のDACにマッピングするとかができるなら、もっと入力をシンプルにできるのになんて思いましたが、どうなんでしょう?(ES9018をコントロールするCPU側で、DSD/PCM等の入力フォーマットを判別をする必要があるが。)
    最終的には、自分でコントロールするしかなさそうな感じですけど:ase:

  3. マッピングの変更はデータシートに載っていますし、前述のURLのRegister 14の見出しのところに出ています。
    一方、ES9018はDSDは自動検出で、WM8741のようなレジスタ設定で明示的に指定することができません。
    Buffalo IIとElectrArtさんの USBオーディオ基板をI2Sで接続した場合は、物理的接続もレジスタ設定も変えることなく、そのままPCMとDSDを再生することができますね。

  4. Bunpeiさん
    Register 14はその目的のためにあったんですね。
    ただ残念ながら、1つの入力を全部のDACに振り分けるとかはできないようですね。
    もうちょっと拡張してくれれば、使い勝手が良くなるのになぁ:ase:
    しかしES9018は、見れば見るほど開発途上の感が強いですね。
    その分野心的な機能が載っているわけですが(笑)
    他のレジスタの設定もじっくりと調べてみようと思います。
    ありがとうごさいました。

  5. ええ、内部的な入力の分配ができるのは、それぞれのサイドで組になっている2個のDACのペアの中の番号の大きいほうだけです。
    隠しレジスタでおもしろいのは、Quantizer のbit lengthです。

  6. Bunpeiさん
    Quantizer のbit lengthですか。
    自前でコントローラが作れたら、試してみたいと思います。
    いろいろアドバイスありがとうございました。:wink:

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