PARC Audioの17cmユニット用エンクロージャキット(DCK-171A)
以前書いたように、PARC Audioの17cmコアキシャルユニットが生産終了となり、PARC Audioから17cmのラインナップが消え、結果的にこのキットも消えてしまう恐れがあったため注文したもの。
あえて純正キットなのは、私の組んだ角型スパイラルでは、このユニットをどうも使い切れなかった感じのため、初心に戻るという意味で。
受注生産のようで、注文してから届くまで一月ほどかかった。
実家よりDCU-C171PPを回収してきたので、組み立て開始。
まずは鬼目ナットの打ち込みとバスレフポートへの塩ビ管の接着。
次はもう、フロントバッフルと両サイドの板、リアの板の接着。
MDFは接着剤の吸い込みが早く、しかもタイトボンドを使用したため、はみ出したボンドがすぐに乾いてきて、バタバタの作業となった。
あとは上下の板を接着すれば終了。
中で見えないが、フロントバッフルの補強用桟も接着済み。
今回はバスレフなので、板の枚数も少なく組み立て易いな(笑)
次は六面の平面出し。
MDFは、シナ合板等と違い多めに削っても問題ないので、はみ出した接着剤が完全に無くなるまで研磨する。(これが塗装時に重要になる。)
広域の研磨の道具であるが、TAJIMAの金属ヤスリなども試してみたが、手作業で一番効率的だったのは、120番の空研ぎ紙やすりを板に両面テープで貼った物であった。
前回でDCU-C171PP用のスペーサというかガスケット?を傷めてしまったので、フェルトシートを買ってきて切り出した。
ネットワークは、DCU-C171PP用の純正品で、コンデンサは推奨値。
ちょっとした改造パーツも買ってあるが、とりあえず推奨エンクロージャの出来上がり。
この状態でちょっと試聴してみたところ、スパイラルで苦労した低音の量感が、何の苦労もなくもりもり出てくる。
高域も爽やかで非常に心地良い。
う〜ん、さすが純正箱しばらくこのままエージングを進めるとしよう。