DAC検討その23 AK4390編

EMISUKE氏設計のDAC基板で独特なのは、
1.入力したデータはサンプリングレートコンバータであるSRC4192を必ず経由する。
2.AK4390にはモノモードが無いため、SRC4192後のXC9572XL(CPLD、プログラマブルロジックデバイスといって、回路をプログラミングで自由に設計できるLSI)で左チャンネルと右チャンネルのデータを分離し、左右のAK4390に供給している。
3.XC9572XLのクロックは24.576MHzで、基板上にクロックオシレータが存在し、SRC4192、AK4390等はそのクロックを基準にしている。
4.DAI等の前段のデジタル処理部と後段のDAコンバータの処理部とGNDアイソレータで電気的に分離されている。
5.DAコンバータの処理部のパスコンが全て電解コンデンサである。(電解使わなくても良いけど。)
6.DAコンバータ出力後のアナログ回路はオペアンプで構成されている。
気になるのは1と3かな?
SRC4192は、前回のFN1242でテストしてみてあまり芳しくなかったので、バイパスさせたいところ。
クロックについては、聴感上サンプリングレートの倍数の方が好ましい音がするので、CDが主体の場合は22.579MHzにしたい。
それぞれ、後ほどどうするか検討しよう。
さて次は部品選定。
電解コンデンサは、アンバランス出力のバイポーラを除けば全てパスコンとデカップリングであるので、全部低ESRで高周波特性の良いOSコンにする。
LPF構成用のコンデンサは、100pFは今回手に入れたPanasonicのオーディオ用PPSを使ってみる。
10pFと22pFはフィルムが手に入りにくいので、定番のディップマイカを使用する。
LPFの抵抗は精度が高い方が良いのでZ201…は高いのでVSR…も厳しいので、タクマンREYを多めに買い込んで、抵抗値が揃っているものでとりあえず組んでみよう。
あと出力保護用の抵抗は、定番?のNS-2Bとしよう。
肝心のオペアンプだが、個人的にデュアルでは最強と思っているLT1364を今回はチョイス。
LT1469も捨てがたいんだけど、まあ出来上がった後で交換してみるか。
金額はトータル15,000円ぐらいかな?
さて、明日にでも買いに行くとしよう。

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