ぜんぜん売れなくて投売り状態だった地デジチューナーユニットが、ここへ来て大ブレイク(ただし機種限定)
http://akiba.kakaku.com/pc/0807/30/113000.php
要は、ガチガチな地デジの著作権保護をすり抜けて録画する手段が確立されたため、それが有効な機種だけ品切れになるぐらい売れているというオチなんですが(^^;)
さすが画像安定装置(コピーガードキャンセラーにもなる)を販売しているSKNETだけの事はあるな!!(爆)
しかし、ユーザーが何を求めているか一目瞭然です(笑)
といっても、大半の人はコピーフリーだとしても、録画したファイルを違法サイトにアップしたり、DVDを作って売ったり、P2Pで流したりしようと思っている訳では無いでしょう。
PSPやiPodで見たり、保存用と視聴用のディスクを作ったり、ともかく録画したファイルを私的に自由に利用したいだけなんですが、そこのところがお偉いさんには判らんのです。
この事件?を機に、デジタル放送の著作権保護のあり方を再考願いたいものです。(DVD品質以下にコンバートしたものはコピーフリーとかすれば、少しは違うと思うんだが…。)
ただ穿った見方をすれば「パソコンで迂闊にデジタル放送を扱わせるとこのように無法地帯になってしまう」と言えるだけの理由ができてしまった訳で、さらに厳しい方向に保護が進む恐れもありますので今後の動向に注意を払う必要があります。
それはさておき、ネットを見渡すとこれによって「フリーオと同等」とかいう書き込みが見受けられますが、厳密に言えばこれは間違いです。
現地点ではフリーオにあるような録画ソフトはありませんし、内臓のカードリーダが利用できないので別にB-CAS用のカードリーダが必要等、フリーオより一段敷居が高いです。(フリーオでも、安定させるには外付けのカードリーダが有効という場合もあるりますが。)
ただ相当数行き渡ったでしょうから、これから解析が進めばソフトが充実したり、内蔵のカードリーダが使えるようになる可能性はあります。
それと製品の入手ですが、このままずっと売り続ける事はまずありえないでしょう。
このままだとB-CASの発行が停止され、SKNETとしては商売が成り立たなくなりますので、対策が取られるまで出荷停止となるのがオチでしょう。(もしくは在庫分売り切ってディスコンか。)
このまま供給が続けられ、ソフトが充実して初めて「フリーオと同等」とか「フリーオは不要になった」と言えるのでは?と思います。(といってもHDUSは三波対応では無いので、BS/CSは見られないんだが。)
別にフリーオを擁護してる訳ではなく、ネットの書き込みを鵜呑みにして「あれ?」となる人が多いようなので…老婆心ですね。
さて、突然振って沸いたこの騒ぎ、どのように収束するのか楽しみです。