自宅(仮)用自作スピーカの作成その1

ここのところ、モグラOEM基板を使ったアンプやLS-VH7の改造を行っているうちに、自作スピーカの作成意欲が沸々と沸いてきた。
元々、故長岡鉄男氏設計のスワンmk2を作成し、限定ユニットFE108ESを突っ込んだものを使用していたのだが、エンクロージャのサイズが大きい事、それなりに音量を出さないと真価が発揮できない事、防磁処理をしていない事が理由で、実家に置いてきてしまっていて、現在ちと欲求不満状態。
大昔、木村無線の店頭でD-55のスピード感溢れる音を聴いて痺れてしまった私としては、D-55(もしくはD-58)を作成したいところだが、さすがにあの大きさは実家でないと無理。(リタイア後の楽しみとしよう。)
そこで「現在の借家住まいでピュア用メインを張れるスピーカを作成しよう」計画(長っ!!)をここに発動する事にした。(パチパチパチ〜!!)
とはいえ中途半端なものは作りたくないので、
1.スワンに劣らない低音が出る
2.スワンよりコンパクト
3.比較的製作が簡単
4.フルレンジ一発
5.お財布に(比較的)やさしい
を満足するものとして、前々から興味があったMasaaki Takenaka氏のページで紹介されている「3Dスパイラルスピーカ」を選択した。
ユニットは、
1.バックロード向き
2.高域が十分伸びている
3.小さいエンクロージャで低域をカバーするので10cmより大きいもの
ということで、FOSTEXのFE138ES-Rで決まり。(っていうか使ってみたかったのねん、笑)
限定ユニットであるが、新サイズであるがゆえに新しくエンクロージャを作らなければならない事、既に長岡氏が逝去されているため、これぞというエンクロージャが無い事により、現在でも比較的入手し易い。
ユニットの単価は高いが、製品仕様と高域が良く伸びていて、ツイータやらネットワークやら追加しないで済む事を考えれば、まあ納得か。
「3Dスパイラルスピーカ」といっても、多種多様な種類があるが、今回作り易さを念頭に角型スパイラルの前面開口型であるAG-220Zを選択した。
元々16cm向けのエンクロージャであるが、FE138ES-Rのサイズ等を考えると12cm向けのAG-180Zよりは、こっちの方がフィットするのではないかという算段である。
ここまで決めたところで…ユニット代と材料費代で12万円近くいってしまう事に気がついた。
「この金で評判の良いVictorのSX-LT55mk2を買ってしまおうか?」という邪念?が発生したが、そこはぐっと堪えて初志貫徹(笑)
さて、まずは板の見積もりだ。

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