角型スパイラルスピーカの作成その17(DCU-C171PP版)

現在のバッフル開口径は、FE138ES-R用のものなので、DCU-C171PPを使用するには開口径を広げなければならない。
DCU-C171PPに必要な開口径は149mm、まあ150mmということでバッフルの上にけがきをする。
丁度鬼目ナットの外ぐらいの位置だ。
けがき
けがきがちと荒いが、きっちりカットできるものでもないのでこんなものでいいだろう(笑)
ここでこのツール?の出番。
自由鋸
糸鋸と違い刃に向きが存在せず、どっちの方向にも切り進める事ができるという優れもの。(逆に言うとどっちにも切れるため、方向のコントロールが難しい。)
既に所有している同じ刃を使ったツールを使うつもりだったのだが、サイズが大きくて現在の開口径だと入らないので、新しく購入。(500円ぐらい。)
いっぺんに丸く切るのは難しいので、放射状に切れ目を入れる。
放射切り
後はザクザク切っていく。
ちなみにこのノコギリ?だが、切るというよりは削るという表現が近い。
刃全体を使って削っていくと、結構スムースにカットできる。
お世辞にもきれいとは言えない
かなり荒いカットだが、後でヤスリで仕上げるのでまあこんなもの。
仕上がり
仕上げたものの、真円とは言い難い(笑)
さて次は、DCU-C171PPである。
http://dream-creation.jp/product.php?product_no=29
ヨドバシにいつのまにか入荷していたのでそのままお持ち帰り(笑)(FE138ES-Rより軽かったので楽勝、笑)
価格は、ポイントを加味すれば他店よりは若干お得ぐらいかな?
箱は意外とシンプルかつ薄い。
ぶつけたら簡単に破れそう
コアキシャルなユニットなので、ツイータ用とウーハ用の両方の端子がある。
ツイータのケーブルは、磁石の真ん中から引き出されている。
最近オーバーダンピングなユニットを見てばかりなので、これぐらいのサイズバランスの磁石はなんか新鮮(^^;)
コアキシャルなあいつ
コアキシャルであるので、中央にツイータが独立して存在している。
このユニットの場合、ウーハの真ん中を丸くくり抜いて、そこに設置してある形。(ウーハーの上に乗っかっているわけではない。)
ツイータ部拡大
取りつけ穴は6穴、実際にユニットを乗っけて穴の位置を確認する。
null
6mmのドリルで下穴を開け、鬼目ナットを打ち込む。
次にネットワーク。
DCU-C171PP用に買った限定品の純正ネットワークであるが、推奨値だとコンデンサを一つ追加する必要がある。(コンデンサは付属している。)
純正ネットワーク
最終的にはバイワイヤリング・バイアンプ対応にするつもりだが、とりあえずウーハー・ツイータ共にまとめてハンダ付け。
ファストン端子はハンダ付け
スピーカターミナルにネットワークを接続。
スピーカターミナル
ネットワークはとりあえず奥に設置。
なかなかうまい具合に収まった
スピーカユニットのウーハー端子への取りつけ。
スピーカ端子ウーハー側
同ツイータ端子への取り付け。
スピーカ端子ツイータ側
後はステンレス製のボルトを使い締めこんでいく。
ステンレス製ボルト1ケ15円なり
ということで、一台完成。
シルバーのボルトがワンポイントとなって、なかなか良い感じ。
片側だけ完成
モノラルで簡単に試聴。
最初は高域がちょっと出すぎかと思ったが、すぐにバランスが良くなった。
誇張感無く、上から下までフラットに出ている感じ。
仮で繋いでいるSX-L33と比べるとSX-L33の方が低域が篭っている感じ。
下部のポートから出てくる風量(笑)は、FE138ES-Rの時より格段に多い。
これなら、広い部屋での低音の量感不足は解消できるかな?
両方出来上がったら、じっくり試聴してみるとするか。

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