DAC検討その28 AK4390編

必要な電源は用意できたので、動作チェックを行う…前に懸案だったSRC4192のソケットの取りつけ。
幅が足りないので、28PのICソケットの片足を曲げる。
片側だけね
挿入すると、丁度折り曲げた足先が基板のランドと重なるので、あとはこれをハンダ付けすればオーケー。
丁度良い具合
さて動作テストだが、外付けのメモリーDAIを使う予定だったので、DAI部は組み立てておらず動作チェックにはメモリーDAIとの接続が必要。
メモリーDAIの出力は、
1.ビットクロック
2.LRクロック
3.シリアルデータ
4.マスタークロック
5.GND
とあり、そのうち1〜3はSRC4192の出力ピンの位置、4と5は水晶発振器の位置から注入する。
まずはメモリーDAI側のコネクタ(日圧のPH)を圧着し、次にDAC側の配線の端をICソケットにハンダ付けする。
ICソケットにハンダ付け
このソケットをそれぞれのICソケットに挿入し、接続しようという訳だ。
こんな感じで接続
気になるのはマスタークロックの引き回しだが、このDACは水晶発振器の後で74VHC14を使って波形を整形しているので、多少であれば大丈夫だろう。
準備が整ったので、バラックで組み上げる。
左右の電源を共用して接続したが、それでもDAC基板が大きいので結構なスペースを喰っている(笑)
う〜ん、ケースにちゃんと収まるかな?
入力は、パソコンのソースをPCM2704使用のDACでUSB→S/PDIF変換を行い、それをメモリーDAIに接続。
ドキドキしながら電源ON…とりあえず火は噴かなかったのでホッと一息(笑)
片端からテスタを当てていくと…ありゃ?左チャンネルから出力が出ていない。
電源を落として基板の裏を見直すと、PICの足のところに微妙なブリッジが…(^^;)
コテを当ててジャンパを溶かしリトライ。
今度は出力が出たものの、右チャンネルの出力が左より一桁大きい(爆)
再度基板を見直すと、アナログ回路周りにもブリッジが…。
スルーホールの穴が小さいのかハンダの流れが悪いので、念入りにハンダを流したのが災いしたらしい。
この基板は意外とディスクリート部品間の間隔が狭いので、ブリッジには注意した方が良いようだ。
ハンダ吸い取り線を当ててブリッジを解消してリトライ。
今度は左右ともきちんと信号が出てきた。
ただ部品を触ってみると、オペアンプがかなり熱を持っている。
これは発振してるんだろうなぁ…。
高性能オペアンプも使えなければ意味がない
オペアンプをLT1364から手持ちのNJM4580に交換しリトライ。
手持ちであると便利な標準的なオペアンプ
今度はほとんど熱を持たなくなった。
う〜ん、LT1364だと発振するかぁ、どうするかなぁ?

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