DAC4399QとDAC8741-2の聴き比べ

EM DAC4399Q(AK4399使用DAC)であるが、OPA134とLME49710、NJM5534Dそれぞれ100時間ずつぐらいエージングしたので、そろそろ大丈夫かと思い、DAC8741-2(WM8741使用DAC)と比較試聴してみた。
ちなみに駄耳なので、あてにしないようにね:ase:


EM DAC4399Qは、電源は純正のEM-PU MOS TypeB Ver1.0オペアンプは推奨のNJM5534D×6、DAC8741-2は前書いた通りの仕様
聞き比べてみると、意外なほどDAC4399QとDAC8741-2の違いは少ない。
ちょっと聞いただけでは区別できないかも?
むしろ、DAC4390D(AK4390使用DAC)の方がDAC4399Qとの違いが大きい。
DAC4390Dは、広帯域で高解像度、ソースの善し悪しをもろ伝える、良くも悪くもモニター調である。
オペアンプのチョイスにもよるだろうが、冷淡さや硬さが残るのが難点であった。
それがDAC4399Qだと、同様に広帯域で高解像度ではあるものの、音に温度というか抑揚というか、適切な言葉が見つからないが、DAC8741-2と同様に、音楽を聴いていて楽しいと感じる部分が乗っかってくる。
ソースの善し悪しを評価するならともかく、音楽を聴くのを楽しむためにはここのところは重要である。
帯域のバランスもかなり似通っているが、あえて言うなら、DAC4399Qの方が若干低域が多めに出ていて、高域も伸びている感じ。
ただ、女性ボーカルの高域のシ行の引っかかりを少し感じるので、もうちょっとエージングが必要かな?
まあこのあたりは、DAC4399Qのオペアンプのチョイスで結構変わってくるだろうから、いろいろ差し替えて試してみるとしよう。
さて、多分私が一番気にしている部分であろう、高域の伸びというか、高域の残響成分というか、もやもやした部分の話。
比較すれば、DAC4399Qの方が多い感じである。
DAC8741-2の方は、DAC4399Qに比べると若干高域が落ちている感じがするので、そのせいもあるのかもしれない。
ちなみにこの部分、うちのBuffaloII(最近BuffaloIIIも発売されたようだが)だと、試聴の時に書いたようになぜか感じる事ができない。
少なくとも、聴こえる範囲の高域は出ているようなのだが何故だろう?
そのおかげなのか、BuffaloIIの音は非常に聴きやすい音であるのだが、無いなら無いで少し寂しい感じがする(笑)
まあDAC4399Qが完成したし、今後はBuffaloIIにかまける事ができるので、おいおい調べていくとしよう。
総括、DAC4399QとDAC8741-2は甲乙つけがたし。(ぉぃぉぃ):ase:
どちらを作っても、並のDACとは一線を画すので、不満に感じる事は少ないと思う。
オペアンプ交換で、作った後も楽しめる点はDAC4399Qが、コストパフォーマンスを言うならDAC8741-2が良いかな?
結局選べなかったので、どっちも鎮座中のまま:wink:

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