HA-MX10-Bを買ったので、それを使って、fujiwara氏のDAC8741-2(WM8741×4使用のDAC)とBuffaloII(ES9018×1使用のDAC)の音質比較をしてみた。
構成は、
DAC8741-2
PC→XMOS USB Audio2.0 ReferenceDesign→ElectrArt SD-RAM-DAI→DAC8741-2
BuffaloII
PC→ElectrArt USB DualAudio基板→BuffaloII→ディスクリIV差動合成基板
再生ソフトはfoobar2000v1.1.7で、いずれもWASAPI経由でCDをリッピングしたflacファイルを再生した。
大きな違いとしては、スピーカで試聴した時と同じで、高域の付帯音の差。
付帯音の表現がなかなか難しいが、基本の音にまとわりつくエコー成分のようなものと私は感じた。
よく真空管の音の表現で使われる、倍音成分と同義なのかもしれない。
ちなみに付帯音のある方がDAC8741-2、付帯音がない方がBuffaloIIである。
HA-MX10-Bで聴くと、DAC8741-2は付帯音を含んだ高域が澄んでおり、非常に繊細かつ華やかに聴こえる。
BuffaloIIは付帯音が無い分高域は地味ではあるが、逆に直接音が目立ち、音が生々しく聴こえる。
中域、低域もほぼ同じような印象である。
定位は、DAC8741-2は少し広めで、若干離れたところから聴いている感じ、BullaloIIでは狭い範囲にまとまり、間近で聴いている感じ。
雰囲気のDAC8741-2、リアリティのBullaloII、ホール前寄りのDAC8741-2、ライブかぶりつきのBullaloIIといった感じか?
DAC8741-2のアナログ部と、ディスクリIV差動合成基板の回路構成、使用部品はかなり近いものであるので、既存のDACの延長線上にあるWM8741と新種?のES9018のキャラクターの違いが音として顕われている…のかな?
もはやこのレベルになると、どちらが良い・悪いではなく、キャラクターの違いであり、好みか否かだけの問題であると私は思う。
ただ一点気になったのは、BullaloIIが音質が悪いソースで、DAC8741-2より演奏とボーカルの分離が悪く聴こえた事。
このへんはES9018シングルの限界かもしれないが、BullaloIIは既に販売していないので、二丁掛けを試せない。
fujiwara氏のDAC9018S×2で試してみるかな?
なお以上の感想は、あくまでうちの構成、私の駄耳での比較であるので、他の方の見解と異なっても責任は持ちません。
いつも楽しみに拝見しております。
WM8741とES9018、DSD再生における、
両者の違いも興味のあるところですね。:-P
terraさん
コメントありがとうございます。
そういう突っ込みが来るのではないかと思ってました(笑)
DAC8741-2の方を、UDA基板に載せ換えするので少し待ってて下さい。(まだPCM/DSDの切り替えロジックができあがっていないので、:ase:)