購入後ある程度使用して、エージングも済んだと思われるので、この前購入したMDR-EX31BNと以前より使用しているAT-PHA05BTとの比較をしてみたいと思う。
まずはいつも利用している環境での比較ということで、
再生ソフト POWERAMP
ソース CDをリップした44.1kHzのFLACファイル
aptX 無効(コーデックはSBC)
イヤホン Victor HA-FX3X
イコライザ OFF
と揃えて比較。
AT-PHA05BTに比べ、MDR-EX31BNの方が、若干明瞭度が高い&低域の駆動力が高い気がするが、まあ私の駄耳の試聴結果なので、あまり鵜呑みにしないように(笑)
結構違うのはホワイトノイズ。
AT-PHA05BTだとソースにもよるが、再生開始するとバックグラウンドにホワイトノイズが聞こえるが、MDR-EX31BNはほとんど聞こえない。
再生を始めないと出ないノイズなので、デコードチップやデジタル周りの処理の違いによるものか?
ホワイトノイズが気になっていた方は、MDR-EX31BNに変える理由になると思う。
ちなみに出力の違いは、
MDR-EX31BN 10mW+10mW
AT-PHA05BT 30mW+30mW
となっているが、HA-FX3Xぐらいなら音量は十分足りているうえ、結果的に音量のコントロールのステップが細かくなっているため、最適な音量が選びやすい。
とまあ、コーデックがSBCの場合、ホワイトノイズ以外は大きく変わらないということで、次はMDR-EX31BNのみで、aptXの有効・無効を比較してみた。
なお、以前書いたように、MDR-EX31BNでaptXを使う場合、初期値から変更する必要があるうえ、添付のマニュアルには設定方法が記述されていない。(設定方法は以下を参照のこと。)
http://helpguide.sony.net/mdr/ex31bn/v1/j/contents/04/01/02/02.html
さて、コーデックのSBCとaptXの違いだが、aptXを有効にした方が、格段に音の立体感が増す。
帯域が広がるというより、隙間が埋まるといった感じで、声に張りが出て、弦に艶が乗る。
S/Nが良くなっているせいか、音のメリハリがはっきりする。
ワイヤードを超える事は無いにせよ、一度aptXで聴いたらSBCには戻れないと思う。
とまあ、こんな感じでaptXは非常に良いのだが、一点問題がある。
aptXコーデックだと、ワンセグの音声が聞けないのだ。
これはaptXコーデックが、コンテンツ保護のSCMS-T方式に対応していないからという事である。
どっちが悪いというより、私的には、そもそもワンセグにここまでのコンテンツ保護は必要ないのでは?という意見を具申したい。
ユーザーの不利益の方が大きいと思うのだが、いかがだろう?
さて次は、添付のヘッドフォンとNCの評価かな?