愛用しているヘッドフォン(JVCケンウッド HA-MX10-B)であるが、経歴変化でイヤーパッドもヘッドバンドもボロボロになってしまった(T_T)
ハイレゾ対応の機種(HA-MX100-Z)も発売されたが、まだ十分使えるのにもったいない。
ただ補修しようにも、純正の補修部品の入手は簡単では無いらしい。
ググったところ、他機種の部品で補修している方がおられたので、それらを参考に補修することにした。
まずは補修&バランス化用部品の入手。
イヤーパッドは、SHUREのHPAEC240の物が使えるとの事で、SHUREの正規品を入手した。
ただイヤーパッドを外してみると、ユニットの回りに貼り付けてあるウレタンリングも、劣化でポロっと落ちてしまった。
これの交換の話はネットでは見つけられなかったので、代替品として丁度良いものが無いかと調べてみると、SONY MDR-CD900ST用のリングが売られており、サイズも丁度良いようなのでそれを入手した。
後は、バランス化のための2.5mmの4Pコネクタと、2.5mmの4Pコネクタを3.5mmのステレオミニに変換するケーブルも入手。
リケーブルも考えたが、そもそもHA-MX10-Bは4芯のケーブルを使っているので純正ケーブルのままバランス化が可能。
音質が変わるのを避けたかったので、純正ケーブルをそのまま利用することにした。
まずはバランス化ということで、左のイヤーパッドを外し、ネジを4つ外して配線にアクセスする。
黒い線のジャンパをハンダゴテで外し、ケーブルの根元でカットしてある黒い線を繋げばよいのだが、他の線との長さのバランスがあるので、一度現行の配線を全て外して、繋ぎ直す必要がある。
バランス化の配線完了。
純正の黒のケーブルは、プラグのところでGNDに繋がっているので、この状態でもちゃんと音が鳴る。
最初からこの配線にしといてくれれば良いのに!?
次はウレタンリングの貼り付け。
まず円形のまま両面テープを外し、ヘッドフォンのユニットの中央に貼り付ける。(ユニットには金属のカバーが被っているので、両面テープがくっついても大丈夫。)
貼り付け後、中央の部分を剥がし、外側のリングだけ残して終了。
左とも右ウレタンリングを貼り替えたら、新しいイヤーパッドを取り付ける。
ヘッドフォン側はバランス化したので、プラグもバランス用に取り替える。
バランス用コネクタは、iriverのAKシリーズと同じ2.5mm 4Pコネクタを使用。(DigiFi付録の、バランスヘッドフォンアンプの出力もこれなので。)
しかし、2.5mm4Pコネクタは、コンタクト部が小さいので、配線し辛いなぁ…。
配線が終わったところで、3.5mmのステレオミニへの変換ケーブルを使って、正常に音が出ることを確認。
一応これで完了なのだが、イヤーパッドが新しいのにヘッドバンドがボロボロでみすぼらし過ぎる…(T_T)
なので、ヘッドバンドにも手を入れることにした。
ぐぐってみると、皆さん革を縫ってヘッドバンドを修理しているらしい。
さすがに革を縫うまでの気力は無かったので、楽できる方法を考えた。
まずは、標準のヘッドバンドの表面をこすって、黒い合革を全部落として布だけにする。
ヘッドバンド両端の部品を外し、ヘッドバンドを全て露出させる。
その際、小さな金属球を無くさないように注意する。
ヘッドバンドの頭頂部(頭の当たらない方)に広幅の強力な両面テープを貼る。
適当なサイズに切った革を頭頂部の中央を境に貼りつける。
革を引っ張りながら、ヘッドバンドの頭の当たらない方を回してもう方端を両面テープに貼りつける。
これで頭の当たる方は、かっこ良くなった。
このままでは、両面テープが剥がれてくるし、頭頂部側がかっこ悪いので、革の継ぎ目の部分に、革も貼り付けられる強力な接着剤を塗り、細長く切った革を貼りつける。
接着剤の硬化が終わるまで、テープを巻き付けて保持。
頭頂部が出っ張っているが、使用上は支障なし。
こんな感じでリフレッシュ完了。
革の色が違うので、ワンポイントっぽくて、なかなか良い感じ。
ボロボロだったHA-MX10-Bが、新品のように生まれ変わった(^_^)