私は、独自ドメインのメールアドレスを使いたいため、FC2のレンタルサーバーLiteを借りて、今までメールを使用してきた。
ところが、2020/11/9以降、メールがピタッとThunderbirdに入って来なくなった。
Thunderbirdで受信ボタンを押しても、FC2に繋ぎに行った後、そのまま何も起きずに終わる。
メールがサーバーに無いのかと思い、FC2のWebメールで見てみると、未読が100通ほど溜まっている。
なのに、Thunderbirdのイベントログを見ても、何も記録されていない。(サーバーにメールが無ければ、イベントログにはサーバーにメールが無いと記録されるはずなのに…。)
他のサーバーのメールアドレスは、ちゃんと入ってくるのに…。
ウイルス対策ソフトを見直したり、色々やったものの治らず、困っていたところ、一つの事実に突き当たった。
Thunderbirdは、バージョン78から「TLS1.0/1.1」がデフォルトで無効になっている…!?
どうやらFC2はTLS1.1らしく、もしかしてこれか?
確かにThunderbirdのバージョンは78であった。
78でTLS1.1を有効にするには、Config Editorで設定を変更する必要があるらしい。
Config Editorは、Thunderbirdの
ツール→オプション→一般
で、ずっとスクロールしていくと一番に出てくる「設定エディター」がそれである。
Config Editorを開くと警告が出てくるが無視
表示されたConfig Editorの検索ウインドに、
security.tls.version.min
を入力する。
検索したキーワードの値は、3になっているが、これを1にすれば、TLS1.0/1.1が有効になるそうな。
パラメータの「設定名」をダブルクリックすると、値の入力画面が出てくるので、1に変更する。
「OK」を押すと値が変更されるので、「x」を押してConfig Editorを終了する。
そのあとThunderbirdを終了
再度Thunderbirdを起動し、受信をしてみると…セキュリティ証明書の例外のメッセージが表示された!!
セキュリティ例外を承認し、再度受信してみると…
無事メールが受信できた!!
どうやらFC2だけではなく、他のサーバーでも起きているらしい。
試してみる価値はあるかも!?
しかし、Mozillaは、Thunderbirdにしろ、Firefoxにしろ、セキュリティに力を置くのは良いのだけれど、正確なエラーメッセージを表示して、回避方法もきちんと提示して欲しいなぁ…。
Firefoxではセキュリティに引っかかって見えない、Amazonへのリンク↓(笑)