SHARPから録画ができるブルーレイディスクプレーヤー登場!!

最初何のことかわからなかったけど、要するにi.Link受けの機能を持ったブルーレイドライブといったところ。
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/070214-a.html
一層のみのBD-REにしか焼けないし、i.LINK経由なのでムーブには当然実時間かかる。(その間何もできない。)
正直この機能と値段なら、i.LINKが無くともPanasonicのDMR-BR100を買った方が良いんじゃないかな?(実売はそれほど違わないし。)
何でこんな中途半端なものを…と思うが、逆に予想以上にパイオニア製の二層対応BDドライブの開発が難航しているのでは?と推測される。
SONYはパナの手前、一層のみ対応でもレコーダを出しておかなければならなかったが、SHARPはそこまでギリギリの綱渡りをする必要は無いと判断したと思われる。
実際、SHARPも正直これを売ろうとは思っていないんじゃないかと思う。他社との関係で、この時期に発表しておきたかっただけで。
やはり本番は、夏のBDドライブ搭載ハイビジョンレコーダだろう。
私の場合、年明けのSHARPの動向を見てからと思っていたが、堪えられなくてパナに転んだのだが、結果的に正しかった訳だ(笑)

DMR-BW200ファームウェアアップデート(チャプター機能追加)

1/25よりパナソニックのホームページで、BW200のチャプター機能追加ファームが配布され始めたので、アップデートしてみた。
チャプター機能追加ファームダウンロードページ
衛星アップデートは行わないとの話なので、面倒でもダウンロードして(しかもCDに焼いて)アップデートしなければならない。
基本的にはそれなりに知識のあるユーザー向けという位置づけのようだ。(さすがに、今後出荷される製品には適用されて来るだろうが。)
残念なのは、チャプター作成・削除ボタンが数字の0/10ボタンに割り当たっていること。
BW200のリモコンだと、数字の0/10ボタンはふたの中、操作系のボタンはそのふたの外ということで、行ったり来たりがめんどくさい。
多用するなら、学習リモコンを使えばいいんだろうけどさぁ。(ハイビジョンDVDレコーダベースの学習リモコンって無いのかな?)
ただ、部分削除の際にチャプターが打たれるので、私が意識してチャプターを打つ事はまず無いであろうが(笑)
まあこれで、ようやくハードディスクの中身を移す事ができるようになった!(^^)!

コピーワンスとインテルのチャチャ

アナログ停波も迫っているのに、地デジチューナーの普及率は思ったより上がらない。
その原因の大きな要因が、コピー制限が厳しいせいである事にようやく気が付いた総務省に、EPN運用(放送や録画データは暗号化される代わりにコピーは無制限、ただし暗号化に対応した機器でしか再生できない。)の方向でコピーワンスの緩和するように指導され、昨年末に方針を打ち出すことになっていたのだが、結局三月に先送り。
その原因の一端を担ったのが、インテルのチャチャのようである。
原文は既に消されてしまっているので、キャッシュへのリンクを残しておく。
http://72.14.235.104/search?q=cache:u2hkDL4tdxoJ:job.nikkei.co.jp/2008/contents/news/inews/nt21auto011/NIRKDB20070122NKM0130.html+epn+%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%B9+%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AB&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=7
メーカー側はコピーワンスフラグは1ビットしかなく、コピー無制限(コピーフリー)か1回だけコピー可(実際は放送の録画で1回コピーしたことになるので、録画化されたデータはコピーネバー、つまりコピー不可となるためムーブしかできない。ちなみにムーブは無制限である。)しか表現できないと説明していた。
ところが、インテルは現状のコピーワンスフラグでも、技術的に複数回コピー可は実現できると暴露(と原文は書いてあるが、この表現は正しいとは思えない。)し、審議会のメンバーに動揺を与えた。
インテルの論理はこうである。
コピーワンスフラグが立っていても、放送を録画した段階で1回コピーしたことにしなければ、少なくともレコーダ上で1回のコピーは可能になる。もしくは、コピーできる回数を固定値でレコーダに持たせておき、コピーワンスフラグが立った番組を録画したら、その回数分コピーできるようにすればよい。
この意見は確かに正しい。DVDレコーダはそれらをプログラムで制御しているし、プログラムはある程度書き換え可能なように作られている(衛星ダウンロードによるファームウェアアップデートができる)訳だから、そのプログラムをそういう動作するように書き換えてやれば実現可能だ。
ではメーカー側の意見は嘘なのか?というと、実はそれも正しい。
技術的に可能=現実的に可能では無いからだ。
コピーワンスフラグと一緒に規定されているEPNフラグの動作は、既に現在のレコーダには組み込まれており、メーカーがよほどいい加減な実装をしていない限り、明日にでも実現可能である。
ところがインテルの案だと、現存するハイビジョンレコーダ類のファームウェアを全て書き換える必要がある。普及が進んでいないとはいえ、それなりの数・種類の機器が既に出回っており、それらが全て正常に動作するか検証した上で、ファームウェアを書き換えるのは膨大な費用と時間が必要である。機種によっては、対応できずに買い換えが必要になるものも出てくるかもしれない。検証費用やユーザーの買い換え費用はどこが負担するのだろう?
大枚はたいてハイビジョンレコーダを購入し、これでアナログ停波も安心と思っていたユーザーに「あなたの機種は、明日から使えなくなりますので買い換えてください。」なんて言うつもりか?
下手をしたら、せっかく増えてきたデジタルチューナーの普及率を、逆に落としてしまうかもしれない。
そういった意味で、現実的に可能でない案である。そんな案をあえて説明する必要がどこにある?
先に暴露という表現は正しいと思えないと書いたのは、インテルの言っていることは、ちょっと考えれば誰でも思いつくことであると思うからだ。
また前提条件を変えてしまうのだから、ある意味お話にならない。
例えばじゃんけんを挑まれて、こっちが勝ったら相手が「 残念、実は三回勝負だったんだ。」と言ってきたのと同じである。
インテルもインテルだが、こんなんで動揺してしまうようなメンバーもどうかな?(笑)

地デジ推進協会がネットオークションの海賊版対策を

まあ要約すると、地デジ推進協会がオークションに出品されている違法コンテンツの対策に本格的に乗り出すといった内容なのだが(以下全文)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/01/25/14576.html
その中に、テレビ朝日の大塚隆広取締役の話としてこういった一文がある。
「デジタル技術によって、放送番組の画質・音質を劣化させることなくコピーすることが可能になった。」
おいおい、コピーワンスかけておいてこれかよってな感じである。
地デジでコピーフリーの番組が存在しない以上「放送番組の画質・音質を劣化させることなくコピーすること」は基本的にできない。
唯一録画した番組を、品質を落として(DVDの場合)ムーブ(移動)できるのみ。ムーブした番組も、CRPM対応の機器でしか再生できないため、再生互換性が高いとはいえない。
ここまでの制限をかけておきながら、経営トップがこんな認識じゃ、まじめな視聴者は浮かばれませんわな(^^;)
コピーワンス緩和も、先送りの上インテルのおかげ?で変な方向に進みそうだし、困ったもんだ。

DMR-BW200使用雑感

PanasonicのブルーレイレコーダDMR-BW200のレポートをあげておきます。(とりあえず使い勝手の部分だけ。)
良い点
1.二層ディスク対応
画質を落とさずに1枚で4時間(BSデジタルの場合、地デジだと6時間ぐらい。)録れるというのは大きい。
HDーDVDでは二層でも足りないので、一層17GBにして三層にするなんて言ってますけど(笑)
2.i.Link端子搭載。
ハイビジョンDVDレコーダー、もしくはRecPOTから受入可能というのは便利(RecPOTからの受入は少々面倒だが。)
3.1フレーム単位での編集が可能
ARW15のように3秒未満の範囲は削除できないとか縛りが無いうえ、削除点のズレが少ない。編集時のレスポンスも良い。
また、チャチではあるがシャトルダイヤルがリモコンに付いており、これがなかなか使いやすい。
どうせならジョグ&シャトルダイヤルにしてくれればさらに快適だったのに…。(ジョグ&シャトルの付いた学習リモコンって無いかな?)
4.思ったより安定している。
ARW15の最初から比べたら非常に安定している。(ただTS入力は鬼門のようで、今まで2回電源が落ちなくてリセットするはめになった。)
5.オーバーレイ表示をOFFにすれば、人間が介在しない限りオーバーレイ表示が出ない。
某ハイビジョンキャプチャカードでキャプチャするときに便利(^^;)
6.表裏意識しないで利用できるチューナ
デジタルに限って(うちの場合は、地上アナログのTVアンテナは繋げていない。)であるが、とりあえず録画予約をするだけで、勝手にW録してくれるため、予約の際にどちらのチューナーを使うか意識しなくて良い。(三重に重なった場合は予約の修正画面に案内される。)
7.録画途中でも再生可能
8.リセット後の復帰が比較的早い。
ARW15の場合、コンセントを抜いたりリセットしたりした後のハードディスクチェックが結構時間がかかるのだが、BW200は結構早い。
困った点
1.i.Linkの対応がオマケ的
ムーブできないよりはましだが、RecPOTとBW200だけでRecPOT→BW200のムーブできないのは痛い。(別途RecPOTを制御するデジタルチューナー等が必要。)逆のBW200→RecPOTは可能、ということは書き出しても書き戻せないという事になる。
i.Link端子が前面のパネルの中にしか無いというのもマイナス。多用する端子ではないかもしれないが、パネルを開いたままにしておかなければならないのは、デザイン上格好悪い。
また、i.Linkからのムーブ受け入れ時、予約録画が始まると強制的に停止してしまう。
再実行できるなら問題ないのだが、コピーワンスの関係でムーブが途中中断されると、送り出し側のソースが途中まで消されてしまう(T_T)
おかげで分断された録画データがいくつも…許すまじ、コピーワンス!!
2.36番組しか録画予約できない。
シングルチューナーならともかく、BS・CS・地上波のダブルチュナーで36番組ってのは少ないんと違う?
皆でお願いすれば何とかしてくれるかもしれないので、クレームを送ろう(笑)
パナのお客様サポート
3.GUIがハイビジョン対応でない&番組表のCMがうっとうしい。
他の作業はともかく、番組表ぐらいはハイビジョン対応してくれないと見通しが悪いのねん。しかもGガイドでCMが表示されるので、よけい手狭に感じるんです、はい。
4.7.1chは、HDMIのみ対応
アナログアウトがあるだけましだが、7.1→5.1chにダウンミックスされる。
5.同一chの連続予約で、先に予約した番組の後ろが切れる云々のメッセージがうっとうしい。
確かにその通りなんだけど…初心者向けということで仕方ないのかな?
6.リモコンのレイアウトがイマイチ
ネットだと、ボタン数が少なくて使いづらいという悪い評価が多いのだが、個人的には比較的使いやすい部類だと思う。
ただ、カーソルボタンのすぐ近くにある番組表、再生ナビボタンはちとうっとうしい。カーソルキーと押し間違うことが結構あるうえ、番組表、再生ナビは優先実行されるので、作業途中で強制的に抜けてしまう場合が多々ある。
9.BDドライブのシーク音が結構うるさい。
一昔前のフラットベッドスキャナのような音がするんですよ、これ。
とまあいろいろ書き連ねたが、基本的には買って良かった、おおむね満足といったところ。
編集機能が低いと言われているが、CMカットとチャプターが打てれば良い私にとっては、必要十分です。(チャプターは1/25のアップデートで対応)
次回は画質・音質…かな?