M2TECH社のUSB→S/PDIF変換アダプター
一般的かどうか判らないが、DDC(デジタルtoデジタルコンバータ)と呼ぶらしい(笑)
48Kもしくは44.1KHzの16ビットデータであれば、カーネルミキサーのバイパスと取りこぼしや音切れが起きなければPCM2704+ASIOALLでもかまわないと思うが、多ビット・ハイビットレートになるとそれなりの物が必要になる。
この製品は、大半のUSBオーディオI/Fが24Bit96kHz止まりの中、24bit192kHzまでの対応を謳っている。
さらにUSB I/Fから独立した高精度のクロックを搭載している事、コンパクトでノートPC利用でもかさばらない事、もう一つイタリア製というのが物欲をそそる(笑)
ただ実際中身をバラしてはいないので、本当に高精度クロックやそれなりのバッファが搭載されているかは不明(爆)
高評価な
RATOC RAL-2496UT1
LINDEMANN USB-DDC 24/96
あたりも検討したが、それらの半値以下という値段はインパクト大。(まあ、DTM向けのUSBオーディオ機器なら同程度の価格であるけど。)
ちなみにこれは国内代理店経由の物。
といっても、上のように非常にシンプルなマニュアル(ペラ紙?)が付いているだけ(笑)
引っ越し
色々あって、引っ越しする事となった。(Blogじゃなくてリアルに、笑)
広さは大して変わらないので、スワンとかの大物はやはり実家に置くしかないが
きちんと整理して、ピュアオーディオ機器をもうちょっと良い環境に置きたいところ。(AV機器と同居させられれば良いのだが…AVプリが欲しいなぁ〜。)
しかし、引っ越し代が繁忙期とはいえ半端無いな〜(物多すぎ、)
PCをトランスポートにするその2
さて、PCをトランスポートにするの続き。
トランスポートのためのUSBオーディオ機器を選択する際のポイントの一つ
1.WindowsのKernelMixerを経由しない事。(厳密に言えば、KernelMixerを経由しても無変換で出力できる場合もあるが、それはまた今度。)
であるが、回避手段はいくつかある。
WindowsVistaから追加されたWASAPIを使用するか、DTMでよく使われるASIO、もしくはKernelStreaming(WDM/KSとよく略されている)を使用することだ。(もしくは本当にオリジナルの転送方法を使用するか。)
ただ手元のLet'sNoteは、WindowsVista以降が動くようなスペックではないので、選択肢はASIOかWDM/KSとなる。
さて、そこで問題がひとつ。
ASIOまたはWDM/KSを使用するとして、それらに対応したプレイヤーを使用する必要があるのだが、WALKMANを使っていた関係上うちのライブラリはATRAC Advanced Losslessで構築してあり、ASIO・WDM/KS対応のプレイヤーは軒並みそれが再生できないのだ。
ATRAC Advanced Losslessが再生できるSonicStageがASIO・WDM/KSに対応してくれれば良いのだが、その望みは薄そうなので、他の形式でライブラリを再構築するか、SonicStageがある条件をクリアしているのを期待するかだが…。
まあ今後の事もあるので、ライブラリの再構築を選択するとしよう。
BSデジタルで見慣れないチャンネルが…(BSによる地デジ難視聴対策)
今日BSデジタルの番組を予約しようとしてビックリ。
見慣れないチャンネルがズラズラ並んでいる。
地上デジタルの番組とかぶっているので、変なボタンを押して番組表の表示方法を変えてしまったかと思い、しばらく変更方法を探してしまった。
どうもおかしな設定は無いようなので、実際に該当のチャンネルに移動してみるとそこには「地デジ難視聴対策」の文字が…。
くぐってみると、地デジ難視聴対策の衛星試験放送を22日から開始との記事が見つかった。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100223_350826.html
要するに、場所によっては地デジ化がなかなか進まないんで、BSで代替で放送するって事ね。
でも難視聴地域でしか見られないので(多分B-CASカードの登録が必要)視聴不可な番組がEPGにずらずら並んでしまって予約し辛い事この上ない!!
SD品質だそうだから、いっそ全地域で見られるようにしてしまえばいいのに。
でもそうすっと、地方の人が地元の局の番組を見なくなって、皆が実はTVに高画質なんかを求めているんじゃないって事がバレちゃうからまずいのか(笑)
しかし、本末転倒な事してるよな、実際
PCをトランスポートにする
自作のDACを使うので、必要なのはPCからのS/PDF出力。
Let'sNoteにはS/PDF出力は無いので、一般的なUSBのオーディオI/F(USBオーディオ機器)を増設する必要があるのだが、それを選ぶ際に注意するポイントがある。
1.WindowsのKernelMixerを経由しない出力が可能な事。
2.音声データ生成用の高精度のクロックを搭載している事。
Windows系USBAudio機器の場合、音質劣化の要因となる可能性がある部分は概ねこの二つ。
KernelMixerは、一定条件でデータを加工してしまう(条件に沿えば無変換で出力できる。)ので、オリジナルにこだわるピュアオーディオ派には不評だ。
実際のところ、搭載されているサンプリングレートコンバータのアルゴリズムは音質にさほど考慮していないらしく、音質劣化の原因と言って差し支えない。
高性能なアルゴリズムのサンプリングレートコンバータを搭載し、かつバイパスしたりできる高機能なKernelMixerをMSが提供してくれれば良いのだが、まだそこまで音質にこだわってはいないらしい。
音声データ生成用の高精度のクロックは、うちの場合必須ではない。
というのは、変換されたS/PDIF信号に多少ジッタが乗っていたとしても、DAC側にメモリバッファが載っているのでそれで吸収できるからだ。
ただ、メモリバッファ無しのDACで再生する場合もあるだろうから、高精度であるに越したことは無いので、一応選択肢に残しておく。
ちなみに、USBの転送モードやPC側のクロックは基本的に音質には影響しない。
よく聞かれる話で
「アイソクロナス転送はエラー訂正が無く、データ化けで音質が劣化する可能性がある」
というものがあるが、アイソクロナス転送でデータがしょっちゅう化けるようなケーブルやコネクタ、機器はUSB規格外の不良品だ。
まぁ環境等によっては、規格に沿った物を使っても100%化けないとは言えないのだが、通常音声データの下位ビットだけ常に化けるなんて器用な事にはならないので、普通に聴けるようであればデータ化けは発生していないと判断して良い。
そういえば
「USBオーディオ機器は、PC側のクロックに同期して音声データを生成しているのでジッタが多く音質が悪い」
という話もあったが、確かにデータ転送はPCのクロックと同期して行われるが(でないと通信そのものが成り立たない)音声データの生成はUSBオーディオ機器搭載の発振器から作られたクロックで行われるので、転送処理のクロックとは非同期だ。(同調してはいるが同期はしていない。)
転送用のクロックとオーディオデータ生成用クロックの周波数精度にズレがあったとしても、USBオーディオ機器に搭載されたバッファがそれを吸収するので基本的には無視できる。(バッファ容量が小さいと、曲が長かったり、プレイヤーが曲のデータを連結して送信する仕様だったりすると、差を吸収しきれずに音切れ等が発生する可能性はある。)
もし生成される音声データにジッタが多いとしたら、USBAudio機器に搭載された発振器(もしくは分周回路、パターンの引き回し)が悪いという事である。
ちなみに上の話は、まともなUSB機器として作られた製品の場合の話なので念のため。
長くなったので続く。