部屋のレイアウト変更

出産で実家に行っていた嫁さんと子供が帰ってくるので、マシンルーム以外のフリースペースをより確保すべく、部屋の片付けとレイアウト変更を行った。
今回収納スペースの確保をすべく、鬼門だったマシンルームに手を入れたが、やはり収まっているものが多すぎるため、ある程度片付くまでに二日もかかってしまった。
平置きだと収納スペースの確保が難しいので、縦置きすべくラックやらを追加するが、予定していたスライドワゴンタイプのラックが品切れで、収まりきらなかったものがあふれて凄いことに(爆)
マシンルーム
苦労したおかげで、他の部屋は大分余裕ができたが、まだ収納しきれていないものがあるので、ラックを追加する予定。

児童買春・児童ポルノ禁止法の改正の危険性その2

前回は「単純所持」の危険性について触れてみた。
次に「児童ポルノサイトへの接続遮断」であるが、類似の案として「青少年ネット規制法案」がある。
技術的にやる事は同じで「不適サイトへの接続遮断」である。
どちらも同じような問題点をかかえているが、大きなポイントと思われるのは、
 1.「不適サイト」リストに関わる問題
 2.「不適サイト」の遮断方法に関わる問題
 3.国民の知る権利の侵害
である。
私としては、適・不適にかかわらず通信を阻害された地点で「国民の知る権利の侵害」であると思うのだが、100歩譲って「不適サイト」のみ遮断するのはオーケーと仮定する。
では、「不適サイト」のみ遮断する事は可能かというと、技術的な問題で実際は不可能である。
例えば「不適サイト」がレンタルサーバ上に構築されていた場合、そのサーバからの通信全てを遮断したら、関係の無いサイトまでアクセス不能になってしまう。
また、「不適サイト」がHTTP以外のプロトコルでサービスされていたら、通常のフィルタ等では遮断できない。
「不適サイト」を十分に遮断できないわ、他を巻き添えにしてしまう確率が非常に高いわ、結果的にフィルタリング費用はユーザーに跳ね返ってくるわじゃ、たまったものではない。
また、「不適サイト」リストの正確性と透明性が確約できないのも容認できない点だ。
「不適サイト」リストの不備がどういうことになるかというのは、携帯電話の未成年者向けのフィルタが、災害用伝言板サービスのサイトまで弾いてしまったという笑えない実例があるので、理解していただけるだろう。
それと、うちのように「児童買春・児童ポルノ禁止法の改正」の問題点に触れるサイトを全部「不適サイト」として登録したらどうだろう?
ネット上には賛成の意見しかなくなってしまう。
これは立派な情報統制であり、世論操作である。(ある意味中国と同じ)
非常に危険だと思うのだが?
結論として「接続遮断」については、害の方が大きいと思われるので反対である。
最近、この件以外でも「臭いものには蓋」という考え方が多いような気がする。
自分たちには、臭いものをより分けて選別できる能力が無いと言われているようで、非常に不快なんですけど?
それどころか最近の政治は、「国民(ただし年収1000万以下)を臭いもの扱いしている」と思うのはうがち過ぎなのだろうか?

児童買春・児童ポルノ禁止法の改正の危険性その1

現在、児童買春・児童ポルノ禁止法の改正案においての「単純所持」禁止と「児童ポルノサイトへの接続遮断」(ブロッキング)努力義務をプロバイダに課す案が検討されている。
この件については、非常に大きな危険性を孕んでいると思うので、ちょっと触れてみたいと思う。
この手の話題の場合やっかいなのは、明白に悪である「児童ポルノ」が題目に上がっているため、その問題点に触れようとすると「反対なのか?このペド野郎!!」と議論停止に追い込まれてしまう事だ。
個人的な事だが、二児の父でもある私としては「児童ポルノ」自体には反対だ。
ただ私が意識している「児童ポルノ」とは性行為及びそれに準ずる行為であるが、法律上の「児童ポルノ」とはもっとあいまいな部分が含まれている。
以下が法律で定めている児童ポルノの定義である。
1.児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態
2.他人が児童の性器等(性器、肛門又は乳首)を触る行為又は児童が他人の性器等(性器、肛門又は乳首)を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの
3.衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの
1や2は性行為及びそれに順ずる行為ということで理解できると思うが、3になると非常にあいまいである。しかも、所有者を特定していないので、極端な話、検問や職質時に、自分の娘(息子)の裸の水遊び写真を持っていたため捕まる(良くて任意同行)なんて事もあるかもしれない。(血縁関係がはっきりするまで開放してくれない可能性は高い。)
冗談と思うなかれ、既に「単純所持」禁止のアメリカでは、たまたま自分の子供の裸体が写っていたフィルムを現像して捕まったという例もある。
また「所持」というのが、そのファイルやら写真やらを自らコントロール可能な状態に置いてあるという事なので、迷惑メールであろうとブラウザのキャッシュであろうとそれが自分で削除・保存が可能であれば「単純所持」に問われる可能性がある。それも自分のパソコンや携帯だけに関わらず、自分がコントロール可能なインターネット上のWebや写真サイト等も含まれる。
しばらく放置していたら、勝手にその手の画像を送りつけられた上に警察に通報されて、突然家宅捜索に入られた上に捕まってしまったなんてシャレにもならない。
仮に「冤罪」であっても「家宅捜索」なんかされたら、社会的信用は完全に失墜する。
発覚を恐れる事を利用した詐欺も横行するようになる可能性が高い。
騙しリンクをクリックさせて「あなたは児童ポルノを閲覧しました。通報されたくなかったら100万払いなさい。」とかね。
これもシャレにならないのは、アメリカのFBIが、児童ポルノサイトの騙しリンクを作り、クリックした人間を片端から捕まえたというおとり捜査の事実があるからだ。
考えただけでもゾッとするのは私だけだろうか?
そういったわけで、「単純所持禁止」は「性行為及びそれに順ずる行為のみのものに限定」するようにし、それ以外のものについては「販売・配賦等の意図を持って所有した場合に限定」などの制限が
必要では無いかと思う。
続く…

少子化対策ってどうなってる?

公私共に大忙しになったためしばらく更新を止めていたが、若干余裕ができたのでちょっと復活(仮)
私が忙しかったのは、子供の出産(産むのは嫁さんだが)前後であったためである。
子供は、無事に生まれてめでたしめでたしであったが、あいも変わらず金がかかるなぁ。
出産費用で50万弱(割と評判の良い個人医院での正常分娩)、前後の検診(正常分娩だと保険が効かないので実費)や各種用品も合わせると結構な金額になる。
しかも、大概いつもニコニコ現金払い。
出産育児一時金が出るものの、30万程度なので全てを充当するには足りないし、基本的に出産後の支払である。
ざっくり100万ぐらいは余分を用意しておかないと、子供は(安全・快適に)産めないって事だね。
うちの場合専業主婦だから収入減は考慮してないが、これが共働きや片親だったりすると、妊娠・出産・子育て期間の労力・収入減を考えなければならない。(専業主婦だって、労力減で余分な出費があるしね。)
子供に関しては、金に代えられないものがあるのは間違いないが、現実的にはやはり金が無いとどうしようもない。
一人前にするまでの労力や費用まで考えたら、産まない選択をする人が増えるのも判るよ。
出生率の低下が叫ばれて久しいのに対策はどうなってるんだろうね?
国の根幹に関わる部分なのに、大きく改善されているとは感じられない。それどころか、さらに生活費から税金を搾り取ろうと一生懸命。
暫定税率で騒いでる場合じゃないっしょ?

著作権延長問題について

これは、現在著作者の死後50年で切れる著作権を70年に延長しようというものである。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070903/281069/
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/09/04/16786.html

延長を望む人たちの意見には苦笑せざるをえない。
「著作権使用料が突然なくなるとショックである。」
突然ではない。
著作者の死後50年と切れる期日はあらかじめ予告されている。
あぶく銭を使ってないでちゃんと貯金なり投資なりしなさい。
「安定的な職業に就く人には退職金もあるし、株式や土地を買うこともできて一定の財産を残せるが、創作者は生前にそうした財産を残すことはできず、創作物を遺族に遺すだけだ。差があって良いのか?」
収入が不安定な職業がイヤなら公務員にでもなりなさい、そのための職業選択の自由だ。
それに生前に稼げているなら、その間に株式や土地を買うこともできるはず。
それと最近は、サラリーマンも退職金を当てにはできない。
なんでこんな意見が出てくるかね?
真っ当(そう)な意見を述べているは少なく、かつ想定の話ばかりで根拠は薄い。
ということで、私は延長しないに一票である(50年ですら長いと思う。)
もともとは、本人と子・孫までの3世代を保護する前提で50年という期間が導き出されているが、爺さんが孫まで養育する必要は無いと思うぞ。
孫の養育はその親に任せるのが常、一般家庭はどこもそうだよ。
創作者の家庭は一般家庭ではないという論理は無しね、サラリーマンやりながら創作活動指定人もいるんだから。