予想通り?ダビング10が延期になった。
原因は、権利者団体が私的録音録画補償金の対象をiPod等にまで広げようとしたためである。
とりあえずiPodを対象から外しておけばメーカーも呑んだかもしれないのにねぇ(笑)
1か0かだなんてなんてデジタルな考え方だ(爆)
せっかく無期延期になったので、この際有用性が疑問なダビング10をどうこうするより、コピーワンスの運用方法を見直すべきだ。
その運用見直し案を勝手に提案したいと思う。
1.ムーブが確実に完了したのを確認してから元ソースを消すべし
コピーワンスの不満の多くは、ムーブの精度が低くやり直しがきかないことだ。
iLinkでのムーブは難しいかもしれないが、HDD内臓のブルーレイレコーダであれば、メディアのベリファイが完了してから消す事は可能なはずで、これだけでかなりの失敗を防げるはずだ。
2.書き換え可能メディアからの書き戻しを許すべし
コピーワンスの不満のもう一つは、新しいメディア(例えばブルーレイの次世代のメディア)が出てきた際に、コンテンツが移動できない事だ。
移動が終わったら消せばいいんだから、少なくとも書き換え可能メディアからのコピーワンスコンテンツのムーブは対応すべきだ。(一回記録メディアも、元メディアを読めなくする前提でムーブできればなお良し。)
3.SD解像度への劣化コピーはムーブ対象外とすべし
元々私的録音録画補償金は、デジタルだと品質がほとんど劣化せずにコピーできるからという前提で導入された。
ヤザワも怒っているように、DVDへのムーブは明らかな劣化コピーである。
にもかかわらず、私的録音録画補償金のかかったコピーできないメディアへのムーブしか許されていないというのは変だ。
元々の前提に沿うなら、SD解像度以下への劣化コピーはコピーフリーでかまわないはずだ。
そうすることで、録画したコンテンツの携帯電話や携帯プレイヤーでの視聴が簡便になるし、SDとはいえ、パソコンで自由にコンテンツが扱えれば、パソコン用テレビチューナ市場ももっと盛り上がるはずだ。
4.アナログ出力のコピーガードを廃止すべし
これは3に準ずる。
5.地デジはB-CAS無しで視聴できるようにすべし
元々、有料放送も含むBSデジタルの視聴管理をする前提のB-CASの仕組みは、無料放送前提の地上デジタルにはそぐわない。
今更仕様変更できないというなら、アナログテレビ向けの外付けワンセグチューナーを作れば良い。これなら5,000円でお釣りが出るかもしれない。
多分、政治的な決着でダビング10が運用されるようになると思うが、コピーワンスのままこれぐらいの検討はしてもらいたいな。
DVI接続でWUXGA対応のPC切替器は?
25インチの液晶モニタに買い換えた際、モニタの接続方法をVGAからDVI-Dに切り替えたため、今までのPC切替器を使用できなくなってしまった。
DVI-D接続での画像安定性を体感してしまうともうVGA接続には戻れない。
そこで、DVI対応のPC切替器を買おうとネットでいろいろ調べてみた。
1.PCが増えることもあるので4台接続可能なもの
2.VGA接続のPCを繋ぐ事もあるのでDVI-I接続対応のもの
3.メインの液晶モニタはUWXGA(1920x1200)なのでその解像度対応のもの
4.ホットキー切替対応のもの
で調べてみると…無いやん(^^;)
少なくとも、国内メーカーのもので上記条件に当てはまるものは見当たらない。
一番近いのは、coregaのCG-PC4KDMAだが、これはDVI-Dの最大解像度はUXGAまで。(原理的にはWUXGAまで大丈夫だと思われるが、買ってみてダメだったではもったいないので。)
結局、
1.常用してる2台でいいや
2.両方DVI-D接続だからDVI-D専用でもいいや
3.UWXGA(1920x1200)対応でなきゃ困る
4.ホットキー切替対応でないと困る
とかな〜り妥協して、行き着いたところはRATOCのREX-230XDA。
ただこれ、付属の専用ケーブルのみしか使用できないので、レイアウトがかなり限られるんだよね。
でも背に腹は代えられないかぁ…。
昨日の秋葉
買い物で会社帰りに秋葉に寄った。
一見何事も無かったような街の雰囲気だが、人々の会話の中に事件の話題が聞こえ、いつもより空いている駅を見ると、事件はこの街に確実に痕を残しているんだなぁと感じた。
現場近くのsofmap前は花が積み上げられており、献花に来た人達やマスコミで混み合っていた。
この痕はこの後、どううつろっていくのだろう…。
秋葉原の通り魔事件
亡くなった方のご冥福をお祈り致します。
よくでかけるというどころか、昨日秋葉に着いたら事件直後だったという状態なので、あまり人事では無い話だ。
しかし、何か前触れがあったわけでもなく、ああいう風にいきなり凶行に走られたんじゃ防ぎようがない。
二次被害を防ぐために、バッグにアルミの板仕込んでおくとか、丈夫なかさを常に携帯するとか、そんなんが精一杯だなぁ…。
嫌な世の中になったもんだ…。
実はコピーワンスの諸悪の根源である放送業界(とメーカー)
ダビング10に乗じて、iPodやHDDレコーダーから私的録音録画補償金を徴収しようとする権利者団体だが、iPodは(直接ダビング10と関連が無いため)論外としても、今までビデオデッキに私的録音録画補償金がかかっていた関係上、HDDレコーダーからも徴収したいというのはわかる。
ただ、HDDレコーダーの主な利用目的がタイムシフト(視聴する時間をずらす)であり、それについては権利者に不利益を生じさせているとは考え辛いため、一律に私的録音録画補償金を徴収しようとするのは無理がある。
かといって、保存目的の録画とタイムシフトの録画を厳密に区別できないので、先の通り保存目的の先にあるメディアに対して、私的録音録画補償金をかけるのが筋であろう。
それに絞っての話であれば、個人的には特に異存は無い。(私的録音録画補償金の流れをもっと明らかにして欲しいという要望はあるが。)
いつの間にやら権利者対メーカー(消費者)の構図になってしまい、コピーワンスも権利者が提案したもののようにされてしまった事には、素直にご愁傷様と言っておこう。(まあ、普段の行いのせいでもあるんだけどね。)
さて、前述の通り諸悪の根源(もはや規格ですらない)である「コピーワンス」を作った当事者は実は権利者ではない。
権利者が望むからと、ある意味勝手に「コピーワンス」を作り上げたのは「放送業界」と「メーカー」である。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0711/06/news033_4.html
問題なのは叩きやすい「権利者」が表に出てきてしまったため、元凶である「放送業界」が隠れてしまったことだ。
論争に関わっている人たちは、そのへんのところをもう一度良く考えて欲しい。
ちなみに「放送業界」関係者は「コピーワンス」について、言うに事欠いて「放送は生で見るものです。アサクラサン」などと言う迷言を遺している。
要するに「放送業界」としては、放送は生で見るもので録画すらさせたくないらしい。
確かに、クイズ番組とお笑い芸人のバラエティしかないゴールデンタイムなぞ、録画するどころか見る価値があるかどうかすら怪しい。
そんなに自信があるのなら、全番組コピーネバーで放送すれば良いと思うのだが?(さすがにそんな度胸は無いと思うが、笑)
娯楽の増えた現在、表示装置としてのテレビがあれば特に困らないということを「放送業界」はもっと自覚すべきだろう。(行き着くとこまで行き着いて、業界再編となったとしても、それはそれで面白いが、笑)
話がそれてしまった。
結局一番無難なのは「コピーフリー」に戻した上で、録画に関わる「私的録音録画補償金」の徴収を飲む(もちろん、私的録音録画補償金の流れをもっと明らかにする事が前提だが。)案ではないかと思うのだがどうでしょう、ミナサン?