必要な電源は用意できたので、動作チェックを行う…前に懸案だったSRC4192のソケットの取りつけ。
幅が足りないので、28PのICソケットの片足を曲げる。

挿入すると、丁度折り曲げた足先が基板のランドと重なるので、あとはこれをハンダ付けすればオーケー。

さて動作テストだが、外付けのメモリーDAIを使う予定だったので、DAI部は組み立てておらず動作チェックにはメモリーDAIとの接続が必要。
メモリーDAIの出力は、
1.ビットクロック
2.LRクロック
3.シリアルデータ
4.マスタークロック
5.GND
とあり、そのうち1〜3はSRC4192の出力ピンの位置、4と5は水晶発振器の位置から注入する。
まずはメモリーDAI側のコネクタ(日圧のPH)を圧着し、次にDAC側の配線の端をICソケットにハンダ付けする。

このソケットをそれぞれのICソケットに挿入し、接続しようという訳だ。

気になるのはマスタークロックの引き回しだが、このDACは水晶発振器の後で74VHC14を使って波形を整形しているので、多少であれば大丈夫だろう。
準備が整ったので、バラックで組み上げる。
左右の電源を共用して接続したが、それでもDAC基板が大きいので結構なスペースを喰っている(笑)

入力は、パソコンのソースをPCM2704使用のDACでUSB→S/PDIF変換を行い、それをメモリーDAIに接続。
ドキドキしながら電源ON…とりあえず火は噴かなかったのでホッと一息(笑)
片端からテスタを当てていくと…ありゃ?左チャンネルから出力が出ていない。
電源を落として基板の裏を見直すと、PICの足のところに微妙なブリッジが…(^^;)
コテを当ててジャンパを溶かしリトライ。
今度は出力が出たものの、右チャンネルの出力が左より一桁大きい(爆)
再度基板を見直すと、アナログ回路周りにもブリッジが…。
スルーホールの穴が小さいのかハンダの流れが悪いので、念入りにハンダを流したのが災いしたらしい。
この基板は意外とディスクリート部品間の間隔が狭いので、ブリッジには注意した方が良いようだ。
ハンダ吸い取り線を当ててブリッジを解消してリトライ。
今度は左右ともきちんと信号が出てきた。
ただ部品を触ってみると、オペアンプがかなり熱を持っている。
これは発振してるんだろうなぁ…。

オペアンプをLT1364から手持ちのNJM4580に交換しリトライ。

今度はほとんど熱を持たなくなった。
う〜ん、LT1364だと発振するかぁ、どうするかなぁ?
「オーディオの話題」カテゴリーアーカイブ
DAC検討その27 AK4390編
メインのDAC基板はほぼ出来上がったので、次は電源回路。
このDAC基板は、
デジタル段電源 +5V
L側DACデジタル電源 +5V
L側DACアナログ電源 +5V
L側オペアンプ電源 +-15V
R側DACデジタル電源 +5V
R側DACアナログ電源 +5V
R側オペアンプ電源 +-15V
これだけ必要。
LRを共通化する手もあるだろうが、ここはこだわりを持って7電源…としたいところだが、手持ちの電源だけでは足りないので、fujiwara氏領布の電源基板を追加した。


トランスと繋いで、動作チェック。
ついでに手間のかかる電源ケーブルの圧着。

これで手持ちの電源は
+-15V×2
+5V×2
+5V×3++3.3V×1
となった。
さて、次は動作テストかな?
DAC検討その26 AK4390編
家人が実家に出かけているので、ちと気合いを入れて組み立て。
他のTCXOに差し替えるかもしれないので、発振器のところにICソケットを取り付ける。

必要なピン以外は折ってしまわないと基板に挿さらないので注意。

失敗したのはSRC4192で、秋月の28Pソケットが合うかと思ったら、基板の方がもっと幅が広かった。

実装するかは微妙だし、最悪線を引き出してソケットを取り付ければ良いか。
とまあなんやかやで主要部品は実装完了。

アナログ周りはこんな感じ。

オペアンプ使用のため大して部品数は無く、作成はさして面倒ではない。
カップリングのバイポーラは、MUSEではなくELNAのRBDを使用。

ついでなので、他の基板の小物部品も実装。

左から順に+5V電源基板、+-15V電源基板、ASRC基板。
さらにと思ったら、共晶ハンダが品切れ…今日はこれぐらいにしといてやろう(爆)
DAC検討その25 AK4390編
なかなか時間が取れず、製作が進まない…むぅ。
今日はDAC周りの抵抗とコンデンサ。
これは千石で仕入れたタクマンREYとOSコン(他の部品も入ってるけど。)

ちなみに千石では、タクマンREYとタクマンの通常の金皮も扱っており、両方一緒に皿に盛ると結構紛らわしい。
見分け方は、タクマンREYの方が緑色なのとカラーのラインが細い事。

さてコンデンサだが

この緑色のコンデンサは、フィルタ用100pFのPanasonic音響用PPSコンデンサ。
現在はチップ部品しか生産していないようだが、RSコンポーネンツにはまだ在庫があって入手可能。
更に細かい10pFとか22pFはPPSで該当する容量が無いため、千石のディップマイカを使用。(RSコンポーネンツで入手可能なスチコンという手もある。)

これらを片端からハンダ付けしていく。
銀入りハンダは、ちょっと多めに熱をかけないとスルーホール基板の表まで流れてくれないのがちと厄介。

こんな感じで実装。
さて次は電解かな?
DAC検討その24 AK4390編
いいかげんしびれをきらしている方もおられると思うので、眠い眼をこすって製作に取りかかる。
まずは一番の難関のDAC…の前に、ASRC基板のPLL1707とSRC4192をハンダ付けして、SSOPのハンダ付けの勘を取り戻す。(また本題から外れてるし。)
PLL1707はちょっと失敗したが、虫眼鏡と針でなんとかリカバリ(笑)
ちなみにこのASRC基板は、SRC4192をDAIとDACの間に挟むテストに流用したため、部品不足で製作保留していたもの。
今回、4390Dのキットに添付されてきたSRC4192を使用して、めでたく製作再開。
ちなみに4390Dには、アップサンプリングテストに使ったSRC4192を使用する。(4390Dは、変換基板に載せたSRC4192も使用可能。)
さて本番のAK4390をハンダ付けする。

ASRC基板は、高密度基板用ハンダ0.3mmを使用したので比較的やり易かったが、今回は銀入りハンダ0.8mmのためブリッジし易い。
電子部品用の18Wはんだごてで、各ピンをチマチマとハンダ付けしていく。多少のブリッジは気にしない。
全部のピンをハンダ付けしたところで、愛用のコテライザーとハンダ吸い取り線で余分なハンダを取り除く。
余分なハンダを吸い取ったら、再度18Wのはんだごてで各ピンに熱をかけ、残ったハンダとピンを基板に馴染ませて完成。
テスタの端子をパターンとピンに当てていき、きちんと接続されているか確認する。
次に両隣のピン同士にテスタを当ててショートしていないか確認する。特に問題無し。
なかなかうまくいったかな?

とりあえず今日はこれぐらいにしておいてやろう(笑)